鎌倉へ行きました。

 

ルートは、天園ハイキングコース、半僧坊、建長寺、亀ヶ谷坂切通、仮粧坂(化粧坂)、源氏山公園、銭洗弁財天(宇賀福神社)、佐助稲荷神社、鎌倉歴史文化交流館

 

 

大船駅からバスで「鎌倉湖畔」または「半僧坊下」

バスを降りて、鎌倉市今泉台の住宅街を少し歩き、今泉台六丁目公園から山道を数分登ると尾根に出ます。

その尾根道が「天園ハイキングコース」。

 

どういう表現が適切かわかりませんが、建長寺などの背景が森になっていて、景色に住宅やビルなどが見えませんが、尾根のすぐ向こう側が宅地開発されているものの、建長寺側から尾根までの景観が守られているため。

実際には、住宅地は尾根の向こう側だけでなく、鎌倉の中心部や寺社などから見えないエリアのほとんどが宅地開発されています。

ぎりぎり古都鎌倉の景観が保存されています。

別にそこで暮らす人や仕事する人が悪いわけではありません。

ただ、鎌倉は日本における「ナショナルトラスト」の発祥地でもあり、尾根(天園ハイキングコース)に行くと「古都保存法」などについて思い出します。

もちろん、尾根のすぐ脇まで宅地となった今泉台があり、今泉台へ行くバスがあるからこそ、簡単に天園ハイキングコースへ行けるので有難く利用させていただいています。

建長寺、覚園寺、瑞泉寺などから登るとヘトヘトになってしまいますから。

 

 

尾根を700mほど歩きます。

尾根は岩と木々ですが、ところどころ岩に祠や仏像が彫ってあります。

終着点は半僧坊。

 

「半僧坊」は建長寺の一部みたいなところです。

半蔵坊へ入るかどうかは個人の考えになりますが、建長寺拝観料として500円。

麓にある建長寺から、尾根にある半僧坊までの一帯が、建長寺の拝観料エリア。

拝観料を半蔵坊または建長寺で納めれば、どちらから入っても出ても構いません。

 

建長寺でお参りしてから半僧坊へ登り、天園ハイキングコースを覚園寺や瑞泉寺へ向けて歩いて行く人も多いです。

ただ山道なので、それなりの服装をした「中高年の山歩き」といった感じ。

今日もいらっしゃいました。

半僧坊のベンチで休憩していた屈強そうな男性たちが歩いて行きました。

 

半蔵坊には天狗がたくさんいます。

まだツツジが残っていました。

 

ほとんどの人は麓の建長寺から往復します。

下の建長寺をお参りした後、折角500円払って入ったエリア内を満喫しようと半蔵坊まで登るのですが、皆さん息が上がって大変そうです。

修学旅行の小学生は元気いっぱいでどんどん登っていきますが、引率の先生はヘトヘトです。

2・3人グループや一人旅女性も多いのですが、古都鎌倉に合わせたお洒落な服装が大変そうです。

年配ご夫婦は、ある程度登ると折角なのでということで、休み休み登っています。

後半がキツイです。

私は半蔵坊まで行くときもあれば、行かないときもあります。

 

今回は、今泉台から半蔵坊へ入り、半蔵坊から建長寺へ降りたので、楽チンでした。

といっても、山道も歩いたのでそれなりに大変でしたが。

 

本当は、おととい建長寺へ来たので、来るつもりはあまりなかったのですが、

大船駅で円覚寺・建長寺方面のバスに長い行列が出来ていて、

隣のバス乗り場に今泉台方面のバスがガラガラで発車直前だったので、

おもわず乗ってしまったのでした。

 

建長寺と半蔵坊の途中の道

ここは紫陽花が綺麗なところですが、まだあまり咲いていませんでした。

この後、半蔵坊までは急な石段。

建長寺からこの辺りまで来て引き返すこともあります。

 

虫塚

養老孟子さんが発案し、

隈研吾さんがデザインしました。

いろいろな虫がいますが、ゾウムシがいっぱいいます。

養老孟子さんですからね。

 

もう少しで建長寺。

 

建長寺で方丈に入ったら、座禅会が行われていました。

数十人。ほとんど若い女性。

みなさんいろいろなことをしているのですね。

ときどき長い警策でパシッパシッと叩かれる音が。

方丈の縁側から庭を見ようと思って気軽に入っただけでしたが、音を立てないように・・・

 

国宝・鐘楼

 

 

建長寺には多くの修学旅行生がいましたが、外に出たらもっと多くの修学旅行生。

集団なのですれ違うだけでも気を使いながら、亀ヶ谷坂切通へ。

 

亀ヶ谷坂切通

修学旅行生はおらず、若干の中高年

 

亀ヶ谷坂切通を下り、住宅街を通り抜け、仮粧坂へ。

 

「仮粧坂」は、いにしえの道で国指定史跡。

こんな感じのところですが、テレビの歴史番組にも登場します。

歩きにくい山道です。

昨晩の雨で濡れていて、とてもたいへんでした。

 

なんとか転ぶことなく登り切り、源氏山公園へ。

 

「源氏山公園」には源頼朝像があります。

 

疲れてきていたので、モミジの木陰で長めの休憩。

 

源氏山山頂や葛原岡神社へ行ったり・・・

紫陽花が有名ですが、咲き始め。

建長寺もそうですが、もう少し遅い方が見ごたえあったでしょう。

全体的な雰囲気は写真の感じですが、しっかり咲いているところもありました。

満開の頃には人が多くなりますから、このくらいの時がいいでしょう。

 

トキワツユクサがそこかしこに咲いていました。

 

鎌倉って、こんなに山々だったかしら・・・

と思える景色

 

 

源氏山公園から少し下ると、宇賀福神社(銭洗弁天)。

奇跡的に人がいない写真

トンネルの向こうが銭洗弁天

 

ここも修学旅行生がいっぱい。

外国人も多数。

人気がありますね。

 

 

更に下って、登って、佐助稲荷神社。

鳥居が並んでいるので、外国人には興味深いみたい。

鳥居の柱からニッコリ顔を出している女性

パシャパシャ

 

 

佐助稲荷神社からしばらく下り、左折してトンネルをくぐると「鎌倉歴史文化交流館」。

鎌倉の歴史の博物館といったところ。

他と比べると観光客は少なめ。

でも、とても良いところです。

鎌倉の歴史を出土品、パネル、ビデオなどで紹介してくれて、

わかりやすくまとめられています。

 

 

鎌倉歴史文化交流館の向かいに「茶房 雲母(きらら)」というのがあるのですが、結構人気です。

鎌倉歴史文化交流館に到着した時には長~い行列が出来ていました。

鎌倉歴史文化交流館を出てきた時にも待っている人が数人いたのですが、

最後の人(カップルの男性)は、「受付終了」看板を持たされていました。

でも楽しそうに持っていて、皆に見られてうれしそうでした。

 

 

今日は22,247歩でした。おとといとほとんど同じ。