rakugaki:01

突然、ドアの隙間から
恐ろしい巨人、
赤茶色をして長い口ひげを持つ
ごきぶりが現れたのです。
ごきぶりっ、ごきぶりっ、ごきぶりどん!

ごきぶりどんはうなって
口ひげをわさわさと動かし大声で言いました。
「ちょっと待ちなさい、そうあせるこ
とはない。
あっという間に飲み込んでやるから
ほらほら、飲み飲むぞ
容赦はせぬぞ」

動物たちはがたがた震え出し、
気絶するものもおりました。

オオカミたちはびっくりして
互いに言い争い

貧しいワニは
ヒキガエルを飲み込んでしまいました

そしてゾウはみんなして震え上がり
ちょうどハリネズミの上に座ってしまいました。

喧嘩っ早いザリガニだけは
恐ろしい喧嘩を恐れず
後ずさりはしたけれども
しかし自分の口ひげを震わせ
口ひげの長い巨人に向かって
叫びました

第一章


くまさんは

自転車に乗って


その後ろにはねこさんが

背中あわせに乗っていました


それに続いて蚊さんたちが

風船に乗ってきました


その後ろにはえびさんが

犬さんの背中に乗ってきました


オオカミさんは馬さんのせなかに

ライオンさんは自動車に


うさぎさんは路面電車に

ひきがえるさんはほうきに乗って


みんなは一緒に

ニコニコと

ケーキをパクパクしながら

進んで行きました