朝いつものように
保育園で園児を
迎えていた
和やかに子どもたちと
「今日何食べてきたの?」
「誰ときたの?」
と会話を楽しんでいた





遊びの中で私に対して
ふざけて「こわい」
と言ったので
私もこどもに合わせて
ふざけて
「本当にこわい人

あっちにいるよ」
同僚の男性保育士の方を指さした





すると
怖い目つきで
「は?!!!」のひとことを
残して私の近くから
離れて行った





あれっ?!
いつもの反応とは
明らかに違う?!
何だかへんな違和感を感じた





それでも
その場は
何もなく過ぎて
また子どもを膝に座らせながら
微笑ましく楽しく会話をしていた






その後主任の保育士が
部屋に入ってくると
雰囲気が一気に変わった





主任に向って男性保育士は
こう言った
「一番こわいのは自分だよ!!
子ども膝に乗せてんじゃねーよ!!」





私は背を向けて座っていたので
何も言わずにただその暴言を
聞いていた





いくつかのことばを受けた後に
とどめのひとこと
「また泣かすぞ」
という言葉を聞いて
「もう泣いてるよ」
と言い
耐え切れなくなって
膝に座らせていた子どもを優しく下ろして
泣きながら保育室を飛び出した





「また泣かすぞ」という言葉は
以前のことを思い出させられたから
(それはまた今度お伝えします)





事務室に泣きながら駆け込んで
園長先生に向かって
「私辞めます」
って言って座り込んだ





園長先生は
体調が悪くなったんだと
思って
「今日は帰って良いですよ」と
私の背中をさすりながら
言ってくれていた





なぜなら
保育室での会話は
分かっていなかったから





私が飛び出した保育室では
主任も何が起きたのか分かってなくて
男性保育士の暴言だけを
聞き続けていたらしい
そこでやっと
私に対しての暴言だと気づき
必死で止めてくれていた
(後に聞いた話)





私が部屋を飛び出した理由を
理解した主任も事務室に
慌ててやってきた





私が泣いているので
主任も不安そうにちょっと涙ぐみながら
「部屋に入ったとたんに
起きたことだから
何が起きたのか分からなくて‥
〇〇先生が言ったことは
みんなが思ってること

じゃないよ」
って言葉をかけてくれて
園長先生に私を託して
保育室に戻って行った





しばらく
気持ちが落ち着かず
泣いてしまって目も赤く
すぐには
保育には戻れないため
事務室で待機していた
(もちろん帰るという選択肢は
私の中には無いからできることを
しようと頑張っていた)






園長先生とは
普通に話せたから
私の思っていることを全て話した
子どもたちに対して
夢中になると
確かに言い方が強くなってしまう
ことがある
自分でも気をつけている
ところではあると






ただ
保育室で一方的に暴言を
吐かれたことに関しては
それは違うのではないか
と伝えた
子どもたちも聞いている
そして自分の感情をむき出しにして
伝えるのも社会人として
違うのではないか
とも伝えた





私に暴言を吐いた男性保育士は
まだ経験が浅く
常識もないため
浅はかな言動をしてしまっていた





その後
お互いが思っていることを
吐き出せるように
園長先生が間に入って
二人で直接話す時間をとってくれた






男性保育士はまだまだ
ヒートアップして
私に暴言を吐こうとしていたが
そこはすぐに
園長先生がそれは今言うことじゃないよね
って言ってとめてくれていた






それでも
私は自分でも思ってはいたけれど
指摘して言ってくれたことに
感謝を伝えた
ただかなり傷ついたとも
伝えた






言い方は怖かったけど
「子どもたちに対しての
言葉が怖い」という
言葉があったからこそ
今子どもたちに対しての言葉掛けが
変わったと思う






辛いあの経験があったからこそ
私が成長できた






だから
今はあの辛かった経験も
私には良い経験となっている






そして
今男性保育士とは
さらに
自分の気持ちを伝えた結果
再度
本当にあの時はすみませんでしたと
誤ってくれて
徐々にではあるが
もとのような関係にもどりつつある





私にとっては
辛く怖い経験だったけど
私を成長させてくれたことば





今は感謝しています♡





今日も読んでいただき
ありがとうございました♡





西園寺彩華(さいおんじあやか)






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