「で、いざやるってなったら怖くなってかえって来ちゃったの?
僕はいちごともうしちゃったよ」
キッシュは口に指を当てる
「だって、始まりの儀式は付き合うときと別れるときにしかしないし、なんか付き合ってからするのも不吉な感じがしてさ。
それにまだキスすらオイラからはできないしさ」
タルトはうつむく
「別に問題はないだろう。人間は関係が深まってからやってもちゃんと付き合っている。
そもそもそれで別れるのであればその程度の仲に過ぎないと言うことだ」
パイはスマホを触っていた
(なんかオイラカッコ悪いな、、やっぱり人間はグイグイリードしてくれる男性がいいのかな?
オイラみたいなおこちゃまが彼氏でプリンは幸せはなのかな?
あれから2週間は地球に行ってないし、、)
タルトは膝に顔をうずくめた
ドカン
近くにロケットが落下する
中からプリンが出てきた
「タルタルー、ミントのお姉ちゃんがロケット貸してくれたから、人工衛星で感知して会いに来たのだー」
プリンはタルトに駆け寄る
「まさか地球から会いに来るなんて」
キッシュとパイは目を見開いていた
「タルタルなんで逃げるのだ?」
プリンはタルトを追いかける
「オイラのことなんかほっといてくれよ」
タルトは近くの洞窟に身を隠した