オリジナル小説 コトダマ オマージュ 14話 | kanaerukaiのブログ

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タイムボカンシリーズの考察や、二次創作を書いていきます!
好きなシリーズは、ヤッターマン、ゼンダマン、イタダキマンです

これからケロロ軍曹の二次創作も始めます!
夏美&ギロロペアをくっつけたい
原作ガチ勢なのでそこんとこよろしく!!

「あのー?フィール?最近やたら近くない?」

春のひざの上にはフィールが横になっている


「だって~♪好きなんだもん。好きな人に近づきたいと思うのは当然だよね?」

フィールはニンマリ笑う


(ええ?でも付き合ってるわけじゃないのにいいのかな?)


ひなは顔を真っ赤にする


(最近移動教室も一緒だし、帰りも手を繋いでるし、席も隣だし、、嫌ではないけど)


すると春が走ってきた


「2人とも距離近くないか?まさか付き合い始めたとか?」

春は平然を装う


「うん♪」

フィールは起き上がると、ニッコリ笑った


「ちょちょまだ付き合ってはないでしょ?

たしかに最近距離は近いけど」

ひなは両手を手を振りまくる


「もう付き合ってることと同じじゃん?ダメ?」

フィールは起き上がるとひなを見つめた


「ええっだめというか、好きとか付き合うとか私まだよくわからないし、、」

ひなはうつむく


(嫌がったりしないあたり、ひなはフィールに気がついてないだけで気があるのかもしれない


だけど、少しでも可能性があるのなら)

春は眉を釣り上げた


「じゃあ一ヶ月だけ俺とお試しで付き合ってみないか?」

春はひなの手を取る


「へっ?」

ひなはぽっと頬を赤くした


「そうすればどっちが好きなのかはっきりするかもしれない」

春はまっすぐひなを見つめる


「いいじゃないか、俺もそろそろちゃんとひなと付き合いたかったし♪」

フィールはその場を立ち去った


(なにそれ、フィールはお試しだとしても、他の男性と私がつき合っても平気なの?)

ひなはふてくされる


「どうするひな?無理強いはしない」

春はひなを見た


「好きって何か知るきっかけになるかもしれないし、春くんは私が好きだから失礼かもしれないけど、付き合ってみたい」

ひなは春を見る


「やったあー」

春は笑顔でひなに抱きつく


(ひゃあ春くん積極的ー)

ひなはほっぺを赤くした


「俺は小5からずっとひなが好きだったんだ。お試しとはいえ、やっとひなと付き合えたんだ。嬉しすぎるよ」


春は顔を赤くする


「付き合ってくれてありがとう。ずっと大切にするから。」

春は体を離すと、真剣な顔でひなを見た


ドキンドキン


(春くんってこんなにまっすぐに私のことを思っててくれたんだ。どうしよう嬉しすぎるよ)


そんな事を考えていたら、なんとなく涙がこぼれてきて


私は必死に絞り出すように

「ありがとう」

というのが精一杯だった


(付き合う間に、今まで知らなかった春くんをたくさん知れたらいいな)

ひなはクシャッと笑う