「あっありがとう」
ひなはちりとりでゴミを集めて、ゴミ箱に捨てる
(これって告白だよね?まさか春くんが私を好きだなんて、、)
ひなは顔を赤くした
ガラッ
「ひなー俺も手伝うよ」
瑠衣はひなに抱きつく
「あっありがとう」
私は瑠衣にちりとりを渡す
(助かったー)
私はほっと胸をなでおろした
3人でやるとあっという間に教室が片付く
「2人ともありがとう」
春は2人を見た
「ううん、春くんこそありがとう」
私は目をそらす
「感謝しなよね?」
瑠衣はドヤ顔した
「というか2人、どっちも金ピカの心の葉なんだ」
春は2人を見る
「心の葉が見えるのか?」
瑠衣は春をガン見した
(心の葉を見ることができるのは、ワードエンジェルだけ。ということは。)
ひなは春を見る
「みーつけた!ワードエンジェル♪」
ピエロのような外見をしたコトバットが現れた
「ウォール、あんたが犯人だったの?」
瑠衣は怒鳴りつける
「大正解ー♪」
ウォールは、包帯を春に巻き付けた
すると春は真っ黒のオーラをまとう
「春くんを操るなんて許せない」
ひなは眉を釣り上げる
2人は変身すると、マイクを手に持つ
春は2人に向かってビームをうった
2人は左右に飛んで交わす
「俺はいらない人間なんだ。うちは昔から冷めきった家庭で、会話すらないし、お互いに別々の部屋で生活していて見向きもしない。
話しかけても面倒がられるだけだ。俺は身の回りのことは全部やってるし極力両親にも話しかけない。
いてもいなくても変わらないんだ。きっと。
それは学校でも同じだった。みんな俺が話しかけても、嫌がる。僕は空気みたいな存在でいてもいなくても変わらない。
常に自分の居場所を探し続けていた。」
春は電撃を2人に浴びせた
バチバチバチバチ
「うわあああっ」
「ぎゃあああ」
2人は地面に座り込んだ
「ずっとずっと苦しかった。孤独だったんだ。ひなだって今だけなんだろ?
いつか俺に愛想をつかして、冷めきってしまうんだろ?
だったら初めから近づいて来ないでくれ」
春はバチバチバチバチものすごい電撃を2人に浴びせる
「ううっ」
2人は床にはいつくばった
(起き上がれない、、動けないよ。もうだめー)
ひなは拳を握りしめる
するとひなの変身がとけてしまう
(私が弱気になったから、言葉のエネルギーが維持できなくなったんだ)