皆さま
いつもお訪ねくださりありがとうございます。

日本伝統文化と美しい季節を愉しみ
静謐に暮らしております

茶道・作法家・室礼師の尾崎可奈枝です



皆さま
節分の準備は、お済みでしょうか?

既にお豆類を購入された方、恵方巻きをご予約なさった方もいらっしゃると存じます。

今日では節分の豆まきには、大豆・落花生などが使われていますが、昔は穀物・米・麦・粟などが使用されていました。
穀物には魔除けの力があると信じられていたからです。



 2021年 柊鰯


節分には鰯の頭・柊の枝を門口に揚げる風習があります。
柊のトゲが痛いこと、鰯の臭いに弱いとされる鬼が、家に寄り付かないように戸口に置くものを、柊鰯(ひいらぎいわし)といいます。
地域により呼び方もさまざまあり、やいかがし(焼嗅)やっかがし、やいくさし、やきさし〜 
 
柊鰯を飾る期間も、地域により異なります。
小正月の翌日1月16日から節分まで
節分のみ
節分の日から2月いっぱい
節分の日から1年間
イワシの頭が猫に食べられるまで飾るなど〜

飾る期間は、ご自分の気持ちにお任せも良いですね。

因みに私は、小正月より飾っております〜♪♪






この度の室礼教室では、節分豆の素敵な包み方、鬼の豆包み・豆包みを使用しました。


多趣味過ぎたことを時に反省しますが、活かせることに幸せを感じます(ニッコリ)

来月も折ります〜♪♪




白梅のほころんだ姿に、松尾芭蕉の弟子の詠んだ

「梅一輪 一輪ほどの 暖かさ」
句を思い浮かべ〜♪♪
ニコニコ微笑んで過ごしています。





節分室礼便り〜まだ次回に続きます