皆さま
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日本伝統文化と美しい季節を愉しみ
静謐に暮らしております

茶道・作法家・室礼師の尾崎 可奈枝です




今年も〜購入しました。



明日は五節句のひとつ「人日(ジンジツ)の節句」
中国からの風習が、日本に伝わったものです。

中国では1月1日は鷄・2日は狗(いぬ)・3日は猪・4日は羊・5日は牛・6日は馬を順に獣畜を占い、7日には人を占いました。
そしてこの日が晴れなら吉、雨なら凶とされ、7種類の菜を入れた羹を食べ(野菜を入れた汁物を飲み物)、無病息災を祈り。
また1月7日に官吏の昇進を決めたことから、この日に薬草が入った汁ものを食べ、立身出世を願う習慣があります。

日本の文献では延暦二三(802)「皇大神宮儀式帳」に初めて登場し、当時は中国に倣い羹にして七種類の菜を食べていたことがわかります。

鎌倉末期の「河海抄」には、現在と全く同じ七草があげられていますが、さらに時代が下った室町時代には「せり・なずな・ごぎょう・ほとけのざ・たびらこ・みみなし・あしな」を七草としている文献「壒嚢抄(あいのしょう)」にもあり、七種類の内訳は必ずしも厳密に確定していなかっようです。

平安時代の宮中行事、新年の若草(若い芽)摘みの風習が合わさり、江戸時代に広まったようです。





七草粥の作法は数々とあります。
例えば、いついただくのか・七草ばやし・お道具など〜他にもありますが、昨年神聖な作法を知りました。それは神棚の前にまな板をしつらえ、一草ごと7回叩くということ。。。

素晴らしい〜です。


さて今晩の私のお作法は、まな板と七草を清めることからスタートです。 



明日は新しく芽吹いた七草と、祇園はれまさんのちりめん山椒&お野菜昆布を一緒に〜いただきます。