以前にも記事にしましたが、2月3日に喉の手術を受けました。

輪状甲状軟骨接近術です。判りやすくいうと声を高くする手術です。

喉にある輪状軟骨と甲状軟骨を糸で縛って軟骨同士を近づけて、声帯を間接的に引っ張るという手術です。
声帯は直接触らないので比較的安全な手術と言われています。

手術時間は約2時間程度です。

まず、首のしわに合わせて切開部分を3cm程マジックでマークします。

次にガスを口から吸い、麻酔されます。
次第に足先が重くなって苦しくなってきましたが、すぐに楽になります。意識はあります。

マークしたラインにあわせて切開されます。

あとは意識はあるけど、寝っ転がっているのでよく判りません。
針と糸で、上下の軟骨に糸を通して、引っ張って縫っていってるんだと思います。

30分ぐらい経ったぐらいかなぁ。

手術中の先生のお言葉 「軟骨、硬っ!!」

そう。私の軟骨は硬かったのです。
堅焼き煎餅や博多ラーメンのハリガネ、バリカタに勝るとも劣らないほどの堅さだったのです。
軟骨に針が通らなくて悪戦苦闘したようです。

そうこうしているうちに、手術が終わりました。
術後は一切の発声が禁止になります。1週間は通常会話もお酒もタバコも禁止です。
1週間後からは通常会話はできるけど、1ヶ月間はカラオケ禁止です。

翌日の検査の為に、近くのホテルに宿泊することになります。

2月3日術後の写真↓
かな風呂-2011/02/03

喉に防水テープが貼られていますが、白いので目立ちます。
タートルネックか、マフラー、ストールで隠れます。


2月5日術後2日目。シャワーが許可されます。シャワー後はテープを貼り替えます。
その時にパシャリ。
かな風呂-2011/02/05
抜糸は1週間後なのでまだ糸が残っています。


1週間後に抜糸しました。
抜糸後は、傷口を肌色のテープで隠しますので、目立たないです。

2月11日術後8日後。お風呂後に、パシャリ。
かな風呂-2011/02/11
まだ傷が目立ちますね。しわと合わせてあるので実際にはあまり気になりません。
縦の赤い腫れ線は、白い防水テープを貼ってた時にかぶれたものです。


手術から2ヶ月経った今、声は以前からほとんど変わっていません。

やっぱ軟骨が硬いのが原因?

決して安い手術ではないので、少しぐらいは効果発動するかなと期待していただけに、かなり残念な想いです。
確かにこんなに簡単に声が高くなるなら、初めからみんなやってるよって話ですもんね。

今日、病院に現状のご報告メールを書きました。
するとすぐに返信を頂きました。

やはり、私の軟骨は先生の施術史上初の堅さで、あまり引っ張れていないかもしれないとのことでした、

再検査、場合によっては強力な糸を使って再手術をして頂けることになりました。
月曜日に特注で張力の強い糸を発注して頂くことになりました。

4月23日、もう一度検査して貰います。場合によってはその強力な糸で再手術となります。

今度はすこし良くなるかなぁ。

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