レインツリーの国 (新潮文庫)/有川 浩

¥420
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この本を紹介するのは、ちょっと不思議な感じがする。
なぜなら、本の感想をブログで紹介して、
それを読んだ人と繋がっていくお話だからだ。
私が、こんなふうに紹介しているように。
この本を紹介するのは難しい。
少しでも多く伝えてしまうと、わかってしまう。
あぁ難しいな。
この本は、男性と女性のそれぞれの視点から物語は進行する。
彼女には、隠したいことがある。
彼を好きだからこそ、なおさら云いたくないことがある。
だけど、それによって誤解が生じてしまう。
彼は、誤解を元に彼女をひどく傷つける。
『エレベーターでブザーが鳴って降りようとしなかったら、
他人に降りろと要求する人間なんだと想像した方がたやすい』
そして、
『無意味に見えてしまうのは、自分の立場で見るからだ』
彼が、『なんで教えてくれなかったんだ』と云えば、
彼女は、『あなたにはわからない』と返す。
私ね、『あなたにはわからない』って嫌いだな。
逃げるためなら、もっと云い方があると思う。
『わからない』んじゃなくて、『わかってほしくない』んだと思う。
こんな言葉で人を一蹴するなら、最初から話さなければいい。
自分の胸の内に秘めておけばいい。
だって、『あなたにはわからない』って云われたら、
そんなふうに切りつけられたら、誰が反論できる?
その言葉を持ち出して、
それで『だから私は傷ついたのであなたを傷つけました。』
って云われてるみたいなんだもの。
私は、こんな言葉で逃げることも許すこともいやだな。
理解できないことが問題なんじゃなくて、
理解しようと試みないことが問題なんだと思うから。
さて、この本をぜひ読んでほしい。
大事にしたいいくつかの気持ちが、ここにはある。
それから、この本では
正義感は人を傷つけるときがある、てことを知らされる。
その正義感に他意がないからこそ、悪意よりも傷つけるときがある。
誰かと繋がる、ということは、
少なからずとも、傷つく、ことからは避けられない。
私が、あなたになれないように、
あなたも、私にはなれないのだから。
同じ言葉を、同じ気持ちで受け取れないように。
だからこそ、誰かと繋がることに意味がある、と思いたい。

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この本を紹介するのは、ちょっと不思議な感じがする。
なぜなら、本の感想をブログで紹介して、
それを読んだ人と繋がっていくお話だからだ。
私が、こんなふうに紹介しているように。
この本を紹介するのは難しい。
少しでも多く伝えてしまうと、わかってしまう。
あぁ難しいな。
この本は、男性と女性のそれぞれの視点から物語は進行する。
彼女には、隠したいことがある。
彼を好きだからこそ、なおさら云いたくないことがある。
だけど、それによって誤解が生じてしまう。
彼は、誤解を元に彼女をひどく傷つける。
『エレベーターでブザーが鳴って降りようとしなかったら、
他人に降りろと要求する人間なんだと想像した方がたやすい』
そして、
『無意味に見えてしまうのは、自分の立場で見るからだ』
彼が、『なんで教えてくれなかったんだ』と云えば、
彼女は、『あなたにはわからない』と返す。
私ね、『あなたにはわからない』って嫌いだな。
逃げるためなら、もっと云い方があると思う。
『わからない』んじゃなくて、『わかってほしくない』んだと思う。
こんな言葉で人を一蹴するなら、最初から話さなければいい。
自分の胸の内に秘めておけばいい。
だって、『あなたにはわからない』って云われたら、
そんなふうに切りつけられたら、誰が反論できる?
その言葉を持ち出して、
それで『だから私は傷ついたのであなたを傷つけました。』
って云われてるみたいなんだもの。
私は、こんな言葉で逃げることも許すこともいやだな。
理解できないことが問題なんじゃなくて、
理解しようと試みないことが問題なんだと思うから。
さて、この本をぜひ読んでほしい。
大事にしたいいくつかの気持ちが、ここにはある。
それから、この本では
正義感は人を傷つけるときがある、てことを知らされる。
その正義感に他意がないからこそ、悪意よりも傷つけるときがある。
誰かと繋がる、ということは、
少なからずとも、傷つく、ことからは避けられない。
私が、あなたになれないように、
あなたも、私にはなれないのだから。
同じ言葉を、同じ気持ちで受け取れないように。
だからこそ、誰かと繋がることに意味がある、と思いたい。