今日もお読みいただきありがとうございます
【自由に生きる方法 ハワイ親子留学編】は、
私が子供二人と共に海外移住し、
シングルマザーとして
子育てを完了するまでの軌跡です。
ニュージーランド移住に先駆けて行った、
ハワイ親子留学の経験を、
当時を思い出しながら書いています。
🌺前回までのあらすじ
親子留学のため、ハワイに滞在中の
私と２人の子供たち。
ある日の午後、コンドミニアムの
エレベーターの中で、
アメリカ人男性に声をかけられた私。
小学校では、親子留学中に一人の日本人母が
アメリカ人と恋に落ち、
離婚を決意したという噂を聞く。
【自由に生きる方法 ハワイ親子留学編】
を最初から読む↓
37. ファーストレディより自由な私
夫がいて、外での恋愛が許されない
妻たちと違い、未亡人の私は、
恋愛をしようと思えばいつでもできる。
だからこそ、舐められたくないと思うし、
自分と子供たちの生活を守ろうとして
逆にガードが固くなるのだろう。
それに私には、幸運なことに
経済的に男性に依存する必要がない、
という大きな利点がある。
誰にも私の子供たちに
偉そうな口を利いてほしくないし、
どこに住み、どんなふうに生きていくのか、
私たちの人生の主導権を
自分以外の人に譲りたくないのだ。
自分がしたいように、すべてを
決定していくことの楽しさに比べたら、
女として求められることなんて、
私には足かせにしかならない。
もちろん、女性として魅力的であることが
どれほどのパワーを持つか、
よく分かっている。
だから、最低限の身だしなみは整える。
外見の魅力は社会的地位と
同等の価値があるからだ。
（外見による差別はルッキズムになるが、
人間も生物なので、無意識に
外見で印象を左右されることは
社会心理学でも知られている。
一般的に容姿が良い方が収入が高い
というデータにも表れている。）
でも、私には生活のためや欲望のために
男性を惹きつける必要性がない。
その自由と解放感は、勝利に似ている。
（ただおばさんになっただけかも。笑）
私は元アメリカ大統領夫人についての
話を思い出す。
ケネディ大統領の暗殺後、
未亡人となったジャクリーン夫人は、
アメリカ大衆のゴシップから逃げ、
生活と子供の教育のために
ギリシャの大富豪に嫁いだ。
二人はもともと知り合いで、
愛のある結婚ではなかったという。
（女性にだらしないケネディとの
結婚生活が幸せだったとも思えないが。）
ファーストレディの立場を失い、
好きでもない２０歳以上も年上のオナシスに
保護される形になった彼女は、
惨めだっただろうか。
それとも、元アメリカ大統領夫人だからこそ、
箔のあるトロフィーワイフとして、
世界に名をはせる海運王の
妻の座を手に入れたのだから、
（↑長い間、愛人だった歌手の
マリア・カラスを差し置いて）
彼女にとって結婚は
ビジネスのようなものだったのだろうか。
（ジャクリーンはケネディと結婚する前も
男性遍歴が派手だったと言われている。
（トルーマン・カポーティが暴露している）
その中で一番条件の良かった
ケネディを選んだのかもしれない。）
私は大統領夫人でも富豪でもなく、
ただの庶民だが、
ジャクリーンよりも自由だ。
自分の人生を全部
自分で決められるから。
ーーーー次に続くーーーー
このストーリーは私の過去の振り返りです。
近況はSNSで発信しています。
よろしかったら覗いてみてくださいね
高見かなえ🌺SNS
Twitter：https://twitter.com/KanaeTakami
Instagram:
https://www.instagram.com/kanae_takami/
