2014年の4月に、瞑想旅行で屋久島に行ってきました。

白谷雲水峡を小雨の降る中、メンバーの方達と太鼓岩まで歩きました。

平らな道だと聞いていたのにけっこうな山登り。

私はその頃体重がマックスだったのに加え筋肉もあまりなくて、みんなについていくのがやっとで一番後ろを息を切らして歩いていました。

せっかくの美しい山の景色を見ている余裕もなかったですね。

とにかく一歩ずつ目的地に向かって歩きました。

そしてまた元の道を下ってきて、麓の滝の前の大岩の上でみんなで瞑想していたとき。

心に「一歩ずつ」という言葉が浮かびました。

その途端、涙が出ていました。

あぁ、私はいっぽずつなんだ。。

がっかりしたのと、肩の力が抜けたのとの両方でしょうか。

涙があとからあとから出てきました。

それまで無意識に、なんでも手掛けてることが一足飛びに行くことを思い描いていた私。

それなのにいっぽずつなんだ、、なんだかかっこ悪くてがっかり。

でも一方で、「そうか、いっぽずつでいいのか」とも思った。

一歩、山に踏み込んだら結局歩くのは自分であって、誰が代わりに歩けるわけではない。

歩くのは自分だ。

自分の出来る一歩で歩くしかない。

自分のペースで。

私の歩幅で。

それでいいのか、と初めて気が付いた。

こんな当たり前のようなことだけど。

この瞬間、私は肩の力が抜けた。

と同時に、いっぽずつでもちゃんと目的地にたどり着けたという自信も生まれていた。













今日も皆様が光とともにありますように(^^)
ありがとうございました。