昨日はサターンリターンとアセンダントとT土星の話しを書きましたが、今日は私のサターンリターンの話しを。



サターンリターンは、土星が生まれた時にあった場所からホロスコープを一周してまた戻って来ることで、最初のサターンリターンは29~30才頃に来ます。



サターンリターンは現実生活の見直しの時期で、今までの自分の癖やパターンややり方などが本当にそれでいいのかと問題を突きつけられるようなことが起こったります。



私の場合はサターンリターンの年に出産して、それまでピアノ講師として働いていたのを辞めて、専業主婦になりました。



自分の生活パターンの強制的な終了です。それまで自分なりのシステムをそんなに持っていなかったので、どちらにしろこの時期に見直しは必要だったとは思います。



まず、それまで専業主婦をしたことがなくて、母もずっと働いていたので、専業主婦というのは何をするのかよくわからなかったというのがありました。



変に時間をもて余すというか、24時間をどう使うのかがわからない。朝起きて寝るまでにすること、ご飯の支度、洗濯、掃除など家事全般、それ以外にも細々とした雑用も不規則に入ってくる。それと子育て。自分のことでまず手一杯なところに子供のこともで、なんか時間はあるのにあまり無いみたいな、いつも時間に追われているような感じでした。



近所のママ達に話しを聞いたり、雑誌や本を読んだりしながら、毎日を必死に過ごしながらもがいてました。



あとは、子供が生まれたことで自分の役割が増えたというか、世間に見せる顔が増えたというか、つまり、“女性”であり“妻”であり“嫁”であり“母であり”と、一気に自分の顔が増えたような気がしてよくわからなくなったという面もありました。



これらがすべて私、、?うーん一人で全部出来るのかな?



顔がいくつもあるという状況に慣れていないというのもあり、またそれぞれをどう演じ分けるのだろうかという疑問もなぜかあったのですね。



今考えると、どうしてこれが悩みになるのだろう?と思うのだけれど、当時はすごい大きな悩みでした。たまたまパパの従姉とゆっくり会う機会があり、カウンセリングのお仕事をされていたということもあり、相談に乗ってもらったりもしました。



そして彼女に、演じなくていいということ、自分がどうしたいのか、そこに耳をすませばいい、周りがなんと言うかではなく、自分で決めていいということを教えてもらいました。



この出来事は私のそれまで持っていた考えを大きく変えるきっかけになりました。それまで何事も周りの人を中心に考えていたのを、自分が自分の中心になっていいんだ、という一見当たり前のことに初めて気が付いたからです。



でも自分が自分の中心になる、といっても今までそんなことをあまりしたことがなかったので、どうしたらいいのかというのはすぐにはわかりませんでしたから少しずつ少しずつでしたね。



この悩みは心理占星術で考えるとわかりやすいのかもしれません。心理占星術には半球の強調とかペルソナとか統合という考え方があり、どれも思い当たるのですが、その中でも私は常にペルソナを着けて生きてきていたのかもしれないと思うからです。



ペルソナの話しはたぶん長くなるので、またの機会に説明できるように勉強して改めてチャレンジします。



なにはともあれ、サターンリターンは生活のリズムを改めて作り直すのはもちろんのこと、自分自身もよく見つめ直すきっかけにもなりました。













今日も皆様が光とともにありますように(^^)
ありがとうございました。