#7  物語の途中

 

 

泣きたいような苦しさが渦巻く夜

涙は出ないが色褪せた世界

 

彼女が強く反応したテーマは

まだ誰も結末の知らない物語

 

きっと私はそのストーリーを読んでいる最中で

ひどく切なくなっただけだろう

 

一旦ページを閉じて、一呼吸して

「これは私の物語ではない」と唱える

 

悔しいが彼女は難題をクリアしていく英雄で

私が予想してなかった結末にたどり着くのだろう

 

私はもう引き返せないけれど時間はある

 

この読みかけの物語がどうなっていくのか

ゆっくり時を待ちながら

続きを知ってみるのもいいかもしれない

 

そこになにか答えがあるかもしれない