W杯中、私にはもうひとつの戦いがあった

それは情報との戦いであった

ハードディスクで録画した試合を

生放送の如く楽しむためには

テレビ、ラジオ、インターネット

あらゆる情報を遮断する必要があった

運転中のラジオはニュースが始まれば消す

テレビもニュースは見ない

ヤフーも開かない

ただ、一番恐ろしいのは「人」だ



コートジボワール戦のあった日曜の午前

私は用事があって生放送を見られなかった

このため指針の注意を払いながら帰途へ

妻が途中コンビニに寄ると言い出す

私は車で待つことにした

帰ってきた妻が

「客が日本代表戦の話をしていた」とのこと

これだから怖い

帰ってきた時間はまだ試合中だった

まだ時間があるから外で草むしりを始めた

すると近所から「あ~」「お~」という声

逃げるように家の中へ

その後無事に結果を知ることなく試合を見た



決勝トーナメント以降は特に注意を払った

強豪国同士の負ければ終わりの試合

試合内容も知りたいが結果も知らずに見たい

しかし、何試合か見る前に結果を知ってしまう



父親の「ブラジル勝ったな」

弟の「ドイツはやっぱりすごいわ」

同僚の「すごい試合になった」

そのたびに私は軽くキレた

私のような人間を

世の中ではすべってる、みたいに扱うでしょう

そりゃあそうです

サッカーごときで、と言うでしょう



ここからは性格の悪いと評判の私の心の声です




「話題を提供してやってる、これは親切なんだ」

本当の親切なら、

「最初に試合見ましたか」って聞けや!

どいつもこいつも情報通ぶりやがって

お前はなんの努力もしてない

ただ見たことを話してるだけだ

大体、お前サッカーそんな好きじゃなかったよな?

よ~し、こうなりゃ

これから見ようとしている映画のあらすじを

話題提供として

見る前に全部しゃべってやるわ

泣いて感謝しやがれ!




ちなみに決勝の結果は

帰ってきた瞬間、ふと見たテレビに

ドイツ代表がW杯を掲げる映像

決勝は見る前に知ってしまいました
今、集団的自衛権で話題になるのは

戦争参加の可能性

先日、共産党議員が「死ね」とツイート

「ニートを戦地へ送り込めば社会貢献」

というフォロワーに対してキレたようだ

私は反共派ではあるが、わからなくもない



前から申し上げているのは戦争を知らない世代が

戦争を賛美している現象

これを私は「戦争童貞の妄想プレイ」と呼んでいる



人に戦争に行けとか、戦争をしようとか

大体そういうことを言うのは

自分は戦争に行かない前提でものを言っている

そこが腹立つ!お前が先ず行けよ、と

とにかく戦争賛成の方は模範的に率先して

戦地に赴け!最初に手を挙げろ!
2008年スペインが「パスサッカー」で制覇

その後2010年W杯、2012ユーロも制覇した

ところが2014年大会でまさかのGL敗退

パスサッカーが完全に攻略された感は否めない

2014年大会で優勝したドイツ

ところでドイツの何がすごかったのか

そして今後のサッカーのベンチマークとなる

いったいその正体とは何なのか探ってみる



今大会に見たドイツの特徴は・・・

<選手>

スーパースターはいない

メッシとかネイマールみたいな選手がいるわけではない

もちろんサッカーを知っている人からすれば

全員スーパープレイヤーというのは周知の事実だが

サッカー知らない人からすれば「誰?」という顔ぶれ


<戦術>

何か代名詞がつくような戦術ではない

スペインならパス、イタリアならカテナチオ

ドイツはこれといって特徴が無い


<強み>

MF、FWの選手は複数のポジションをこなせる

これは特定のポジションでずば抜けたポイントを

稼げる選手ではないともいえる

ただしこれは各選手の戦術理解度が高くなくては

成立しないインテリジェンスあふれる戦術でもある



とにかく攻守の比重構成が良い

攻撃的とも守備的とも区別できないが

しっかり両方をこなしている

BMWの車重前後配分は50:50(車検証で見られる)

さすがドイツなだけにここまでとは・・・


<総評>

何かにつけて、これといって特徴がない

何をしても平均的で地味と言える

しかしこの「平均力」が世界制覇をした要因でもある

私は勝手に「アベレージサッカー」と呼ぼうと思う

これが数年先までのサッカーのベンチマークとなるだろう