福岡県の小郡市に 如意輪寺 というお寺があります。

 

別名「かえる寺」

 

かえるのオブジェがいっぱいあることで有名なお寺です。

 

…って、知ったふうですがこの前初めて行ってきました。

 

 

こういうとき発動するものがあります。

 

せっかくだから

 

せっかく来たからこの機会に

せっかくだからあっちも見ておこう

せっかくだから

せっかくだから

気づくと行動を決めようとするのは‟せっかくだから”

 

またいつでも来れる距離であるにもかかわらず。

そりゃぁ次があるかはわからないけどさ、それにしてもちょっと主導権渡しすぎじゃない?

 

 

 

最初は 楽しい と 興味 があるだけだった。

 

あっちも行ってみよう~♪

あっちは何があるんだろう?

あっちにも風鈴が並んでるよ♪

(脳内会話です)

 

 

 

 

‟せっかくだから”が響き始めたのは

 

・実は風鈴はもう充分堪能したなと感じ始めたとき

・方々ににあるお詣り処に正直お腹いっぱいになってたとき

・遠くでなってる雷が気になり始めたとき

 

うっすら感じるそれらを覆いこむような‟せっかくだから”

 

ちょっと待って。

本当に今そっちも見に行きたい?


 

 

福岡はこの頃、ゲリラ豪雨が続いていました。

暗くなってきたなーと思ったら雷ゴロゴロ雨ザーザーみたいな。

 

雲行きが怪しくなってきたとき、

もう少し見て回りたい気持ちと

雨に濡れる前に車に戻りたい気持ちと

どっちも本当の気持ちとしてあったのです。

 

あっちもこっちも見てみたい好奇心は実際にある。

見てみたい→見る でいいのに、どうして‟せっかくだから”をくっつける?

 

‟せっかくだから”と動かそうとするとき、別の声が聴いてもらいたがっていることがある。

 

 

 

本当はどうしたい?

 

問うといったん動きが止まります。

 

頭で‟こうしたほうがいい理由”を考え始める前に、頭を空白にして身を委ねてみる。

 

すると、自然と身体が動き出す。

‟こうしたい”のほうに。

 

 

 

結果、この日は車に戻ることにしたのでした。

 

その後雨が降ったかはわからないけど、なんだか清々しくて。

 

‟こうしたい”が埋もれることなく響いた気持ち良さだったのかもしれないです。

 

 

 

 

そんなこんなを経て、‟せっかくだから”を危うく悪者にしかけたのですけど(笑)

 

言葉に良い悪いもなくて、そのとき何を感じるか?

 

今回の‟せっかくだから”は窮屈な感じのするものでした。

 

もったいないじゃん

見ないと損だよ

思えばこれ↑がくっついてた。

 

もったいないから でも

見ないと損だから でもなく

そうしたいからする で良いですね。

 

 

かえるがぶら下がってたりします…(笑)

 

如意輪寺

なかなかに愉しきところでした。

 

お近くにお越しの際はぜひ。