今期見ていたドラマ
「君が心をくれたから」
最終回まで見終わりました。
山田くんの演技が好きなのと、舞台が長崎ってこともあって見始めたのだけど、
心を差し出す=五感を差し出す
って知ったときはもう言葉が出なくて。
それがどう描かれるのか、最後はどうなるのかの興味も重なって見続けてました。
とはいえ気軽には見れなくて、いつも「よし、見るぞ」って心構えがいる感じ。
うん…うん。
いろんなこと感じたし思ったけど、最後に思ったことを書きます。
内容について詳しくは触れないけど、方向性としてややネタバレです。
まだ知りたくないって方はこの先はスルーを!
「心のぜんぶで、恋をした」って素敵なフレーズだ
最終回を見終わって。
こんだけ辛い思いして、それでも力合わせて乗り越えてきたんだからさ、もうちょっと救いが欲しかったなぁ…って最初は思ったんですけど、
違う。そうじゃなかった。
「辛いことも乗り越えて幸せになった」
のハッピーエンドじゃなくて良かった。
幸せは何かと引き換えに手にするものじゃないのだよ。
辛いと感じる出来事の最中にあっても
幸せであることを選び続けた二人だったじゃないか。
幸せとは?
奇跡とは?
願いが叶うとは?
生きるとは?
「こういうこと」と思いがちなものが浮き彫りになって
「そうじゃなかったねぇ」をいっぱいもらった
素晴らしいハッピーエンドだったと思いなおしました。
とはいえさ…って思う感じとセットなのがまたいいのです。
五感を失うことについては、
ドラマで描かれたものはほんの一面だったと思う。
そこの表現の精密さより大事にしたいものがあったのだと思う。
それでも一つ一つがあることの有難さ、五感を通して受け取っているものの奥行きを一緒に見に行くことになった3カ月でした。
明日死ぬかもよ?という本も記憶に新しいけれど…
明日目が見えなくなるとしたら?
明日耳が聞こえなくなるとしたら?
明日匂いがわからなくなるとしたら?
明日味がわからなくなるとしたら?
明日触覚がなくなるとしたら?
もしその全部がなくなるとしたら?
今、何を感じたいと思うだろう?
これまでは何を感じてたんだろう?
そんなことに目を向けてみるのもいいかもしれないです。
明日もある保証なんて誰にもない。
そうだとわかって生きる今も
それを忘れていられる今も
今があるというのは幸せなことですね。
わが家にもあります
しかし…
もう泣いてる芽衣ちゃんも山田くんも見なくていいと思うと、ちょっとホッとする。
素敵なドラマをありがとうです。