先日、

児童文学作家-くすのきしげのりさんの

講演会に参加しました。

 

 

わたくし西山、2年前から

朗読くらぶなるものに参加していますが

絵本の世界とはこれまで縁遠く…

 

 

くすのきさんの作品で知っていたのは

この1作のみ。

 

 

 

 

それも、朗読くらぶのメンバーさんが

読んでいたものだったから知っていた

というくらいの認知度でした。

 

 

講演会に行ってみようと思ったのは

何を思って作品を生み出されているのか

視点と想いに触れてみたいと思ったから。

 

 

くすのきさんの作品の中では

これらが代表作ともいえるのでしょうか。

 

 

 

 

 

 

講演会では

8作品朗読してくださいましたが

どれもとてもやさしい世界が描かれてました。

 

 

あたたかくて力強い。

 

 

それは、くすのきさんの

こどもたちへの

この世界への眼差しが

やさしいから

 

 

…というのはきっとそうなのだけど。

 

 

(以下言葉は正確でないのですが

ニュアンスで受け取ってみてください)

 

 

「くやしさ悲しさを見るから

やさしさを書く」

 

 

「孤独や痛みを見るから

あたたかいつながりを書く」

 

 

「闇を見るから光を書く」

 

 

見たくないもの

影や闇から目をそらさない

 

 

というようなことをおっしゃっていました。

 

 

 

 

くすのきさんを通して

紡ぎ出される世界にみるのは

きれいごとでも

理想論でも

夢物語でもなく

 

 

すべてを受容することで転換されていく

あたたかさと力強さ。

 

 

だから癒されるんだと思うのです。

私たち皆が持ってるものだから。

闇とするものも光とするものも。

 

 

どちらを良い悪いとすることなく

どちらも許容して愛の起点に立つ。

そこに希望を見るのかもしれないです。

 

 

 

 

今、もし苦しいところにあるのなら

それを知っているぶん

今度はやさしさを放つ存在になっていく。

 

 

今、もしモヤのなかにあるのなら

それを知っているぶん

モヤの晴れた美しさを語れるのだろう。

 

 

嬉しさ、楽しさに限ることなく

そうでないものを避けようとすることなく

存分に今いる場所で感じるものを

自らの糧にできたのなら

 

 

それはいつか誰かの心を癒し

希望を生みだしてしまうんだ。

 

 

 

お話に出てきた中で気になった本、早速買って読みました。

持っていたい、人に贈りたい本になりました。

 

 

 

 

私たちはついつい難しく考えてしまうけど

大切なこと、大事にしたいことは

いつだってシンプルで。

 

 

そうだった、そうだったって。

何度でも思い出し立ち戻る。

 

 

そんなアイテムや術を

自分仕様で持っていられると良いですよね。

 

 

くすのきさんの作品は

そんな愛と希望を世界にふりまいてるんだなぁ。

 

 

ほんとに素晴らしかったです。

 

 

誘ってくれてありがとうの朗読くらぶのメンバーと。

ちなみにメガネが西山です。