

ブログネタ:
旬の果物、そのまま食べたい?何かひと手間かけたい?
参加中
ブログネタにも拘わらずオリキャラを引っ張ってくることにします。ちょっとした実験なのですよー。
『蒼天の真竜』よりシンとロウです。シランが留守な観月家にて。
「シンシン、果物をそのまま食べるか料理するかって質問でいいのかな、これ?」
「どれどれー、て言ってもオレじゃ読めないけどな。なんだよその紙?」
家に入ってきたシンに向かって落ち着きなく紙をパタパタと振るロウ。仕方なく紙面に目を向けるシンだったが首を傾げるのみだ。ロウも埒があかないと思ったのだろう。読み上げ始めた。
「えっとね、『旬の果物、そのまま食べたい? 何かひと手間かけたい?』って書いてあるの」
「あー、まあその『ひと手間』がどの程度か知らねえけど、要するに洗ってかぶりつくだけか、お菓子に入れたり塩振ったりウサギにしたりするかってことなんじゃないか?」
「流石シンだぞ、なるほど。……果物ってウサギになるの?」
「りんごの剥き方のひとつ、なのかな? 別にモモが脱皮したらウサギに、とかはないからな? でこの紙なんだよ?」
「戸口近くの床に落ちてたんだぞ」
「へぇ、珍しい」
「紙は貴重品だもんな」
「それをこんなわけわからん使い方してるって、一体誰がうちに入れたんだ?」
「さあ? なあなあ、折角だから答え考えないか?」
「答えだぁ?」
「だって一応質問の文になってるし、暇つぶしにもなるぞ?」
「それはまあー、そうだな。いいぜ、やろっか」
そう言うとシンも定位置となっている台所前の席に着いた。ロウと机の角を挟んで向き合う。頬杖をついたシンは「んーと」と質問文を思い出すように暁色の瞳をゆらゆらと彷徨わせた。
「そうだな。オレは手間かけたいかな。おいしく食べて欲しいし、皮剥くだけじゃつまんねぇもん」
ちょっぴり顔を綻ばせて言うシン。ロウは全く床に着かない足をぶらぶらと子供っぽく揺らしてニコニコとそれを聞いていた。
「ロウはなっ、シンが料理してくれたのが好きだぞ! だからどっちかと言うと『何かひと手間かけたい』派だけど、正しくはひと手間かけて欲しい、かな」
「うれしいこと言ってくれるなー、ロウは。意見も一致したし、せっかくだからなんか買って作ろうか」
「なになに、何作る!」
身を乗り出すほどの食い付きの良さを見せるロウの頭を、苦笑しながらポンポンとなでるシン。優しい声音で問いかける。
「なにがいい?」
「ロウはアップルパイ食べてみたいぞ!」
「それなら教えてもらったことあるな。よっし、でっかいアップルパイ作って一緒に食べような、ロウ」
「うんっ」
夏の日差しの中の十月中旬。仲の良い居候二人は、家主不在な小さな家で満開の桜のような笑顔を交わしましたとさ。外見十歳と精神年齢四歳疑惑なコンビですから……なんだか微笑ましいなぁ、と思うのは作者のみでしょうか?
因みに私はフルーツケーキが好きですが、そのまま食べたいですね。てかひと手間をどうかけていいのかわかりませんしねー、な駄目人間なので。でも果物は大好きなので丸かじりとか幸せですね。
てなところで終りにしますか。これ、遊んでしまいましたが、評価は下るのでしょうか?
ではバイバイなのですよー。