完全に情緒不安定だった…
『…ななちゃん…俺そんな事まったく思ってないよ…?お願いだから少し落ち着いて…』
『……もぅいい…もうなんにも考えたくない……』
『…わかった、わかったから…』
もうヤダ……
翼にこんな事を言っている自分もいやだ……
なんで私はこんな状況に……
自分なりに頑張っていたはずなのに……
苦しい………
心が…苦しい………
こんなに苦しい思いするなら
感情なんかなくなってしまえばいいのに…
涙が流れた。
カズヤの事
母親の事
毎日のSEX
金を払って男と飲む現実
傷だらけの腕
どうにもならない病気
ホントに全てに嫌気がさした。
あぁ…
もう本当に死んでしまいたい………
『大丈夫?』
気がつくと翼が顔を覗きこんでいた。
ヘルプのホストはいなくなっていた。
『………また変になってた……?』
『…うん。』
『……そっか。ごめん、今日はもう帰る。』
『ちょっと待って!こんな状態で帰せないよ!あと少しで店終わるからもう少し待って!』
え…?
そんなに時間たったの…?
時計を見ると、あれから3時間以上たっていた。
そんなに長い時間意識なかったんだ…
その間自分がなにしてたかわかんないなんて
怖い…
でも、なんだかもう考えるのも疲れた……
もうどうなったっていい…
『別に終わるまでいるのはいいけど、なにも話したくない…』
『うん、わかってるょ。ただ心配だし、なにより俺が一緒にいたいからさ^^』
あたしがお金がなくても同じ事を言うだろうか……
あたしが金になるから手放したくなくてこんな事言ってるんじゃないか……
どんどんマイナスな方向に考えてしまう…
そして店が終わり、翼と合流した。
近くのご飯屋さんに二人で入った。
すると、一人の女の子がテーブルに近付いてきた………