術後すぐ日本に帰国した。

 

今回の目的は日本のお医者さんに娘を見てもらうこと。

 

当初3ヶ月の予定だった日本の滞在期間が、コロナと重なり半年に伸びた。

 

コロナが流行り出す時にイギリスを飛び出した。

 

その翌日には渡航することが出来なくなった。

 

彼女は「幸運」の持ち主だ。

 

日本への帰国後、小児科、私立病院で脳波を図り聴力を見る検査、MRI を行った。

 

小児科では、自閉症ではない。と判断が下った。

そして、ADHDのグレーゾーンだと告げられた。

このグレーゾーンは耳からの発達遅延によるもので、年齢を重ねると落ち着いてくるものなのか、もともと持っているものなのかは、この年齢では判断が出来ないと言われた。

 

4歳を手前にして、ようやく専門医に診てもらえた気がした。

今後は彼女が生きやすいように、サポートすればいい。

その後、療育に通うことを勧められ、療育に通えるよう手配をした。

そこでも彼女は運を持っていた。

 

診ていただいた院長が創った療育の施設で、かなり人気の高く、なかなか入れない場所に週2回通えるよう院長が直接調整してくれた

その後、他の療育施設にも併用して通えるようになった。

 

療育に通う手続きをしてくれた市役所の方もかなり親切に対応して下さり、勧められた日から翌週には通えるよう手配してくれた事は今でも感謝でしかない。

 

半年と言う期間に多くの方に助けられた。

娘の笑顔は多くの人を虜にする。

彼女の行動は多く人に笑顔をもたらす。

 

娘が幸運の持ち主なのは、彼女自身が持つ魅力に引き寄せられているからなのだろう。

時に本当に自分の娘なのかと思う程、彼女は優しく、良い子に育っている照れ