人間は誰しも懐古主義である。
平安時代、清少納言でさえ「今の若者は…」だとか「昔はよかった」と書き残している。
そして親と子供の間の対立は、ほぼ必ずと言っていいほどこの懐古主義から生まれるものである。
私の父はいう。「10時をすぎて街に出る事なんてありえない」
「夜8時から朝8時までに、新しいニュースは入らない」
しかしそれは街頭も少なく、冷戦真っ只中、パソコンすら普及していなかった時代の常識である。
今、街は深夜まで明るく、インターネットを通じて世界各国から24時間情報が入る
拡大する外資企業では、朝も夜もなく携帯電話が鳴り続けると言う。
ところで、今の小学生はほとんどが携帯電話を持っていると言う。
私に言わせれば、全くけしからん、子供は外で遊ばせないといけない。
しかし、これも私の懐古主義が生み出した幻想である。
時代は変わり、おそらく携帯がないと友達がいなくなっちゃう、とか、遊びの予定が決められない、とか、彼らなりの新しい常識があるのだろう。
ここにも、懐古主義と若者の間の亀裂が見える、と言うものだ。
理解して欲しい、でも理解できない。人生はその葛藤なのかもしれない。
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