潮干狩りに行き、子供たちはアサリに飽きてヤドカリばっかり採る。我が家のあるあるです。で、あまりに可愛いのでどうしても飼いたい!とねだられ、現在家で飼育中。その数、30匹以上。
シーウォーター?水道水が海の水になるように薬を入れて、濃度を測って、空気をボコボコ(エアレーションというのか)して、甲斐甲斐しくお世話をしています。主に私が…。
でも、転勤族の妻として万年賃貸暮らしをしながら、いつか定住したいと日々物件情報を眺めている私からすると、ヤドカリって共感ポイントが多すぎて…(笑)
ここで解説!【誰】
ヤドカリの特徴
①水槽に新しい貝(カラ)を入れておくと、みんな見に来る
なんだなんだーと寄ってきて、試着するやつも。で、結局辞めたーってなって元の貝に戻るパターンも。
②隣の貝はイケてるように見える
他人の貝をうらやましがっているように見えることも。妙に他人の貝に乗っかっていったり、モッシュのように押し合ったりしている。そのヤドカリが抜けたタイミングで、家をゲットするつもりなんじゃないかとハラハラする。
③殻を脱いでご臨終することも
身体が弱ってきたせいか、何かイヤなことがあったのか…理由は不明だけど、背負っていた貝を脱ぎ捨てて、しばらく裸で余生を過ごしたあと、亡くなってしまう子も。やっぱり、暖かい家っていうのは大事なのね。
驚いたのは、みんな飽きっぽくて毎日のように引っ越すということ。そして、たぶん貝のことはあんまりちゃんと覚えていない(笑)誰かが脱いだのか、はたまた自分が数日前にしょっていたのか…よく分かんないけど、気に入ったら都度ゲット!!
「あ、これいいやん!」
移動してみる…
「んーちがうなー」
みたいなのを延々繰り返している。気に入ってしょってたと思っても、すぐまた変える(笑)
腰の落ち着かないやつというのは、まさに彼ら。
最初は
「長い巻貝に入っているのがヤドちゃんでー。白くて丸っこい貝がシロちゃん。」とか名前を付ける気満々だったけど、じーっと家で観察していたら、ほんの数分のうちに白くて丸い貝には誰もいなくなり、脱ぎ捨てられていた。
「あれ?シロちゃんどこー」
ヤドカリに名づけは不可能だということを悟った。そして、白い貝はすぐまた別のヤドカリに物色されていた…。
追伸
ヤドカリにも見栄っ張りな子もいるようで、自分の体のサイズに対して明らかに大きすぎだろうという貝をゲットして、歩きにくそうにしてる子も。あぁそんな姿もまた、可愛い。
これが人間だったら色々と厄介だけどね。
じっと見てると癒されます。新しい貝を見つけた騒動が見たくて、時々浜辺で貝殻を拾っては、入れちゃうのよね。
したらねー。