先日、祖父の親戚が例の器械を持って来た。

私は

「これは売れてるんですか?」

と聞いたら

「売れてる!!」と言った。

しかし、

あらかじめその器械を製造した会社のホームページを見たのだが、

資本金がたったの300万しか無く、

設立して17年も経っているのに未だに有限会社なので

儲かっていない証拠なのだが

そのことを突っ込んだら

「商売が上手い人じゃないから…」と。

言っていることが矛盾している。

「父はこれで治るんですか?」

と聞いたら

「治るよ」と言った。

「片麻痺も失語症も認知症も治るんですか!?」

「治る!!」と。

私が言っているのは父が100%以前のように戻るのかということ。

中途半端では困るのだ。

なにを根拠に断言出来るのか理解が出来なかった。

しかし祖父と充分に話し合った末、

器械を買わないということで

昨日、親戚が器械を引き取って帰って行った。

また一つの壁をを登り切った。

そして昨日の夜中、

物音がしたので下に下りてみると

お風呂場の中で父が立っていた。

促して介護ベッドに寝かせたのだが

翌朝、父にそのことを聞いてみたら

覚えていないみたいだった。


今はまだ序章にすぎないと思う。

長いこの先もさまざまな壁が出てくる。

私はそれを一つ一つ超えて行けるのだろうか。

でも、出来るなら、それを超えて行って、

もっともっともっともっと

強い人間になっていきたい。

いろいろな事が積み重なり、

物凄いストレスが溜まり、

全てに疲れました。

父の身体障害者手帳が交付された。

一級一種だった。

それにより

年金の支給、

税金の軽減、

タクシーなどの利用権の交付、

NHK受信料の減額など、

さまざまな福祉サービスが利用できるようになる。

ひとつひとつ手続きなどをしなくてはならず大変だが

福祉サービスは家族にとってとてもありがたいものだと思う。


そして今日はとても悩む出来事があった。

夕方に突然、祖父の親戚が来て

成人病などを治すことが出来る運動器具を買ってくれと

話をしに来た。

その人は自身で健康サロンを開いているらしい。

しかしそれは40万もする物だと言う。

しかも祖父はそれを父の為に買うと言い出した。

親戚だからという理由もあると思うが

そんなものは絶対に必要ないし信用が全く出来ない。

しかし祖父は聞く耳持たない。

その親戚の人は宗教関係の新聞も買って欲しいと言って来たことがある。

親戚は明日、現物を持ってまた来るらしい。

とても不安。





今日は弟が父を釣りに連れて行った。

良い気分転換になったといいけど。


最近の父は棚の引き出しに入っているガムテープを取り出して

自分の机の引き出しに入れる。

父に気付かれないように戻しても、

何度も棚の引き出しからガムテープを持って行く。

以前は夜中に突然起き出し、

自分で装具を付け、

机の中のガムテープを棚に戻しに行ったらしい。

今はガムテープをグルグル巻きにしたものが

机の中に入っている。

こういう認知症は父に指摘せずに

父に合わせて黙っておいたほうがいいのだろうか…


装具をはめている右足の踝の辺りに

靴擦れのような青く変色している部分があり、

血は出ていないが痛いのか、

青くなっているから気になるだけなのか、、

その部分があたる装具部分をハサミで切ろうとした。

父から装具を取り上げようとすると激しく怒り、

「義肢に連絡して直して貰うから!!」

と言っても聞かず、

硬いプラスチックで出来た装具を一生懸命にハサミで切ろうとした。

しかし母がなだめてくれたおかげで落ち着いてくれた。

痛かったのだろうか。

今はちゃんと装具を付けて普通に歩いている。

今度、相談してみよう。



父が倒れて今日で四ヶ月。

入院中の時と比べて状況判断が良く出来るほどに回復した。

問題も良く出来る。

しかし認知症が出て来てしまった。

これから先、どれくらい回復するのだろう。

明日は通所リハビリ。

今日は通所リハビリの日だった。

他のご利用者の方と話をしていたと聞き、

安心し嬉しかった。


昨日は入院していた病院のリハビリテーションで

障害基礎年金の受給のための

父の現在の状態を調べてもらいに行って来た。

療法士の方と父との久し振りの再会だった。

おもに腕や脚がどのくらい動かせるか。

その曲げられる角度などを調べた。


今日は姉と一緒に父を連れて

近くの喫茶店にランチを食べに行った。

ゆで卵が出たのだが、

姉は小さい頃から黄身が嫌いで残していたので

それをいつも父が食べてあげていた。

そして今日もそれを父が食べた。

また行こう。


父は株をやっているが、

入院中、新聞の株のページを見せても

自分の買った株の名前が思い出せなかったが、

今日、新聞を見せたら思い出せたようで

指を指した。


時間はかかるかもしれないけど

少しずつ無くしたものを思い出していけるかもしれない。



今日の午前中、父と散歩に出かけたら

向こう側から右手に杖を突いたおじさんが歩いて来た。

父は自分と同じ病気の人だと思ったのか笑って話かけようとした。

そのおじさんは事故で左腕を失ったらしく、

後遺症で足や言語が不自由になったらしい。

しかしおじさんの話はちゃんと聞き取ることが出来た。

家族が留守の時は家で電話番をしていて、

毎日4000歩も歩いているらしい。

同じように障害を持った人に出会って

頑張っている姿を目の当たりにすると

とても励みになる。




今日は通所リハビリの日。

いつもと変わりなく過ごしたみたい。


ネットで『失語症訓練素材』という

失語症者のための問題集が出来るホームページを見つけた。

さっそく印刷し、父にやってもらった。

ネットでこーゆう問題集が出来るページがあると、

とてもありがたいと思う。