昨日は忘れられない日
３月29日
妊娠10週目
ウルトラサウンドで
双子の内一人が頚部浮腫が見られ
ダウン症の傾向があると言われ
その後直ぐに大きな病院で検査検査
染色体の検査、「絨毛検査」をして
結果21トリソミーと出る
主人と話し合い
担当医と話し合い
結果双子の内一人を手術で堕胎する事になる
私自身初の出産、しかも高齢出産と言う事で出産後の体の負担や精神的な負担や不安を考えたら堕胎を選択するしかありませんでした。
染色体の異常は突然変異、突発性のものが殆どらしい
胚移植をする際も実際私達夫婦がスクリーンで見て何もなく普通に綺麗に分割した卵子だったのに。
ランクも良かったのにこのような結果
ショックでした
今でも忘れられません
治療していたことは夫婦だけの秘密で
ちゃんと安定期になってから妊娠報告はしようと思ってたので、家族とは言え私の両親にも治療の事も話してませんでしたが、突然の結果で双子妊娠報告と同時に一人がダウン症で堕胎する事を伝えなければいけないと言う事になり私も辛かったけど、聞かされる両親も辛かったと思います。
こちらの病院ではこのような結果が出ると大体出産は辞めるように勧められるみたいです
29日の朝主人と病院へ行き、絨毛検査をした同じ部屋で手術
手術と言っても麻酔なし
絨毛検査の時の傷みは凄く痛くて出産の痛みはこんなもんじゃないだろうなぁと思い泣いたけどかなり我慢した
主人はカーテン越しに居たけど、私の泣き声聞くだけでも耐えられなかったらしい
堕胎の手術は医師がモニターを見ながら行われる
私にも見える
双子の姿
動いてた
二卵生だったので部屋が二つ
右と左に見える
場合によっては上と下で二段ベッドみたいに見える時も
浮腫のある方を確認
吸引ではなく針で塩化ナトリウムを送り心拍を止めてしまうと言う凄く残酷な方法
医師が「そしたら行いますね」って言われた瞬間なんとも言えない気持ちになった
ごめんね、ごめんね、ごめんね
痛いね、ごめんね、せっかく来てくれたのに、ちゃんと生んであげられなくてごめんね
こればっかりが回った
1、2、3.....
一瞬にしてさっきまで動いていた心拍がモニターで止まってしまった
波打っていたモニターの画像が
弱く波打ちその後ツーっと鳴り響き横直線の画面に
涙が溢れた
一方もう一人残ってくれた子は(今の娘)元気に動いてた
染色体の絨毛検査もそうだけど、この手術も流産や感染症のリスクが高いけど、もう一人残ってくれた子が頑張ってくれてた
絨毛検査の時出血と腹痛があったので直ぐに大きな病院で見てもらったが大丈夫だった
カーテン越しには主人
主人も辛い思いしてた
主人の顔を見てすすり泣いて
主人が「先生の話ちゃんと聞かな、説明とサインしなあかんよ」って言われて
サインしてその後今後についての話
聞いてたらずっと我慢してたものが込み上げてきて、声を上げて大声で泣いてた私
主人も見ていられなくなって
「もう泣くなよ」って
医師は女性医師でした
優しく「ママ辛いよねぇ、手術が痛いんじゃなくてここが痛いよねぇ」って胸を指しておっしゃった
そう、確かに手術痛かったけど、その痛みなんて心の痛みに比べたらほんの少し
心の痛みはすごく深くて
産みたかった生んであげられなかったの気持ち
当日手術する事とした後にもブログに書いたら、いろいろな意見が
きつい言葉も頂きました
言われても仕方がないです
欲しくて授かったのになぜ？
勝手過ぎませんか？
勝手と言えば勝手かもしれませんが
貴方に何がわかるのですか？と言いたかった
双子で初の出産、しかも高齢出産
一人でも大変なのにもう一人がダウン症であるとなると、健康な方の子よりそちらの子を重視し手がかかってしまう、普通に双子なら普通の人の２倍だけど、ダウン症だとなれば発達に障害が出てくるので寝返り、歩くのも、話すのも覚えるのも普通の人の倍以上かかってしまうので、双子だけと四つ子のようになり私の体や精神的な負担も大きくなるらしい
後学校生活の事も考えたら経済面も
後治療の事も
悩んで悩んで悩んで悩んで
決めた結果です
その方は普通に出産されて元気な赤ちゃん生まれたからそう言われたかと思います
もし同じ状況だったらどうでしょう
頭ごなしに言って欲しくなかったですが
いろいろな方が居ていろいろな意見があります
それを覚悟で書きましたし
話が反れましたが
術後はベッドで6時間安静
その間主人待ってくれてて
暇だし病院の中色々見てきていいよ
って私
手術後ランチも来て、医師にも主人にも
もう一人の子が居るんだからしっかり食べてって言われ食べられるだけ食べました
栄養つけないと残ってくれた子に申し訳ないし、この子をあの子の分も頑張って産んで育てなきゃと思いました
朝早くから病院へ来てもう夕方
お腹が大きくて外から見たら普通に妊娠してるけど、二つの命が入ってたけど、今は一つかと思うと、辛かった
それにもう一人の子もこのまま居なくなったらどうしようって不安にも襲われた
主人は黙ってたけどすごく辛かったと思う
男は何もできないからこそすごく辛いと思う
ただ見守るとか寄り添うだけしかできないからこそ辛かったと思う
妊娠して嬉しかったけどまさか自分の子が
こうなると思ってなかったから
治療しない方が良かったかなとも思ったり
約7時間ベッドの上
違う医師が交代で私のお腹にてを当てたり熱の確認や血圧の確認して診察
出血はあるものの手術の傷の出血なので大丈夫と診察受け帰宅のOKが出たので病院を後にした
帰る時の景色今でも忘れられません
朝早くから行ったので朝日が駐車場を照らしてて眩しかった
帰りは夕日
オレンジ色の夕日
雲がピンク色に染まってて
駐車場の松の木も夕日に染められていました
烏も鳴いていたような
空に逝った娘を思いオレンジ色の空を眺めていました
ごめんねそしてありがとう
今は娘が頑張って生まれてきてくれたのですごく感謝
妹の分もこの子を護って育てなきゃと思いました
今は亡き父と天国で遊んでいると思います
娘を抱けなかった分抱いてくれてるかと
父は娘が生まれて丁度3ヶ月の日に旅立ちました
堕胎の手術方法も知ってくれてて気遣ってくれました
無事に何事もなく娘を生んでたら父も今頃生きていてくれたのかなぁと思ったり
娘が父を呼んだのかなと思ったり
私にとって忘れられない日
忘れてはならない日です
最後まで読んで下さってありがとうございます
私の意見なのであくまでも参考に
色々な考えや意見があるかと思います
表現が思わしくないものまであるかと思いますが、ご了承下さい
手術の内容をもう少し詳しく書こうかと思いましたが、読まれる方の事を考えて表現を変え簡単に書きました
ご意見、質問があればメッセージでお願いします