昨日、世界仰天ニュースで「窃盗症」について取り上げられていました。
<あらすじ>
夏子さん(仮名)は、両親が離婚して母と二人で暮らしていました。
18歳まで何もなく健康に過ごし、高校卒業後に洋服店に働きました。
同僚が痩せているのが羨ましく、自分もダイエットを始めます。
ずっとグレープフルーツのみで過ごし、あまりの空腹に
レジに並ぶことも我慢できず、グレープフルーツを1つ万引きしてしまいます。
すぐにお店の人に謝り返品しますが、そこから過食嘔吐が始まります。
限界まで食べないと吐けなかった夏子さんは、毎日大量の食品を買い込みます。
「どうせ、吐いちゃうのに・・・」と勿体なく思い、また万引きをしてしまい、
その時の緊張感と達成した時の安心感の快楽が忘れられず、その後何度も万引きをすることに。
何度か逮捕された後、結婚、出産を経て一時は落ち着くが・・・。
また自分の体形が気になりだした頃に、過去に万引きしたメロンパンと同じ商品を見て、再度万引きしてしまいます。
頭では「いけないことだ」と理解していますが、「盗りたい」という衝動を抑えることが出来ず、現在は病院に入院したり、家族にも協力してもらっているようです。
<私の見解>
最初にピンときたのは、母子家庭であること。
そして夏子さんの性格です。
とても真面目で曲がったことが嫌いな彼女。
きっと、ずっと「いい子」でいたのでしょう。
片親である母親に迷惑かけないように、いつも頑張っているお母さんを自分が支えなきゃと思っていたかもしれません。
そして、他の家の子と比べて、「もっと○○したい」などという欲求があっても「我慢」することも多かったのではないでしょうか。
そこで、自分のスタイルを気にし始めますが。。。
彼女には「善」と「悪」があって、スタイルが良い=「善」なんですね。
そして、いい子でいること=「善」でもあります。
でも、実は小さい頃から本当の欲求を「我慢」しています。
本当は「悪い子」でいたかったのです。
母親に反抗したり、わがままを言いたかった。
でも、それは彼女にとって「悪」だったので、その欲求を無視して胸の奥にしまいこでしまいました。
それが何年か経って、溢れだしてしまったのでしょう。
まるである日突然、花粉症を発症するように・・・。
そのキッカケが過食嘔吐として出てきてしまったのですが。。。
彼女の場合、完治が難しいのは、窃盗症にプラスして過食嘔吐が連動してしまっている所だと思います。
本当は母親から「いい子でいなくていいんだよ」と一言あると違うと思うのですが、もう亡くなられています。
最後も癌で入院している母親の前で「いい子」を演じている夏子さん。
その母親に万引きのことを知られてしまい、悲しませてしまった罪悪感に苛まれたまま、母親は亡くなってしまいました。
このことを考えると、『子供は本当に母親が大好き』なんだということです。
母親の為なら、自分の本音も殺してしまえるのです。
でも、それはいずれ、何かの症状として出てきます。
ですから、中学生、高校生くらいの子どもが反抗期だったり、ちょっとグレちゃったりしても、それはまだ子供の心の叫びを出せているという点では救いであります。
一番心配なのは、一見何も問題のない「いい子」の場合です。
本当に不満のない「いい子」であればいいのですが、「いい子」の仮面をかぶった(かぶらされた)場合は、要注意です。
長くなってしまったので、続きは次回になります。
