健康管理士かなっちがお届けする健康ブログ
こんにちは
みなさん毎年の健康診断は受けていますか?
健康診断で血液検査をしたけれど、数値の見方がわからない
と感じたことはありませんか??
今回は肝機能と関連する項目について説明したいと思います
肝機能と関係する指標
γ-GTP
タンパク質を分解する酵素の一種
AST(GOT)
心臓、筋肉、肝臓に多く存在する酵素
ALT(GPT)
肝臓に多く存在する酵素
基準値
γ-GTP(ガンマグルタミルトランスペプチダーゼ)
健康とされる基準範囲は50U/L以下
51〜100は要注意
101以上は異常
肝臓や胆道に何らかの異常がある時や
飲酒量が多いときに数値が上昇します
γ-GTPの数値のみが高い場合は飲酒量が多すぎて高くなったなどの可能性も考えられます
また肝臓で処理された老廃物などは胆管を通じて排泄されますが何らかの原因によって胆道が詰まったりすることがあります
このような場合にはγ-GTPが逆流してしまうこととなり血中濃度が上がってしまうことがあるそうです
最近では飲酒とは関係なく、栄養過剰あるいは肥満が原因となりγ-GTPが上昇するケースもある
AST(アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ)
健康とされる基準範囲は30U/L以下
31〜50は要注意
51以上は異常
AST(GOT)の数値が正常から外れている場合には
肝臓、心臓、骨格筋などの細胞がダメージを受けている可能性があります
ASTは上記の部位の細胞中に含まれている酵素なのでそれらの細胞が壊れた時にASTは血液中に流れ出てくることになり数値の上昇に繋がります
ASTの値のみが高い場合には心臓や筋肉に何らかの異常が生じている可能性も考えられます
ALT(アラニントランスアミナーゼ)
健康とされる基準範囲は30U/L以下
31〜50は要注意
51以上は異常
血液検査の結果でALTの数値が高かった場合は肝臓の異常が疑われます
ALTはASTと同じく肝臓の細胞中に含まれている酵素ですがASTと異なり、ALTは肝臓以外にはほとんど存在していません
体内では肝臓の細胞が壊れた際にALTが血液の中に流れ出てくることで高い数値が現れることとなります
健康診断で受ける血液検査の結果にはたくさんの項目がありますが数値の意味を知っておけば多くのことが読み取れますよね
その結果を踏まえて健康に対する意識も高めていけるのではないでしょうか
基準値内だけど、数値が少し高めで気になる…
次回のコラムでは
自分でできる生活習慣の改善方法をご紹介しますね