古典文法~助動詞接続の覚え方~ | 金沢市 大学受験 はなぶさ塾(英塾)浪人 既卒 現役 高3 のブログ

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こんばんは。Pちゃんです。

GWが終わりましたが、勉強の進捗はいかがでしょうかニコニコ

受験までに残された時間を逆算して自分がすべきことを考えて無駄のない勉強をして下さい。

 

youtubeの方が早いです。

 

 

 

いきなりですが、古文クイズです。

 

以下の助動詞の接続を答えてください。

 

①ず

②たり

③しむ

④けり

⑤らむ

 

答えは最後に載せておきますウインク

 

先のブログ(クリックして飛べます)に書いた通り、接続の暗記は必須です。

必須といえども、Pちゃんは細かく覚えていません。

だって、助動詞だけで合わせて28個あるんですよ???

普通に考えて覚えられないし、そもそも覚える気すら出てこないと思うんですよ。

そこで、脳のキャパを助動詞の接続で埋めたくないっていう同志の方々のために、Pちゃんがしている覚え方を今日は書こうと思います。

 

この覚え方は、覚えなければいけない助動詞の接続の数を28から半数以下にすることが出来ます。

 

 

本題に入る前に、前提知識として、活用形の意味を知っている必要があるので記載します。

 

1.未然形

未然を漢文で訓読読みすると、「未だ然らず(いまだしからず)」となります。

直訳すると、まだそうではない。

まだ起こっていないこと、すなわち、未来を意味します。

 

2.已然形

未然と同様に已然を漢文で訓読読みすると、「已に然り(すでにしかり)」となります。

直訳すると、すでにそうである。

既に起きた、すなわち過去を意味します。

 

3.連用形

根拠は忘れちゃったんですけど、連用には、過去の意味があります。(確か)
 

 

今挙げた、これらの意味は、助動詞の接続を暗記する際に役に立ちます。

 

 

次になんでも良いのでお手持ちの助動詞一覧表を準備してください。

古典文法の参考書の裏表紙の裏に大抵あります。

これです↓

(引用元:勉強法ドットコム)

 

 

 

 

前置きが長くなりましたが、本題に入ります。

 

 

助動詞の接続は、助動詞と活用形の意味を合致させて覚えましょう!

 

 

助動詞の接続は、大きく分けて、未然形接続、連用形接続、終止形接続、その他の4つに分けられます。

 

 

未然形接続の助動詞は、まだ起きていない意味(打消、推量、希望)を持つものが多いです。

なので、未然と同じ未来の意味をもつ助動詞は未然形と覚える事が出来ます。

*ただし、例外がある(る、らる、す、さす、しむ)ので、これだけは丸暗記する必要があります。

 

 

同様にして、連用形の連用は、過去の意味を持っているので、過去の意味を持った助動詞が連用形接続になります。

*例外:たし

 

 

終止形接続になる助動詞は、推定の意味をもちます。

(あやふやで申し訳ないんですけど終止形自体には、推定の意味がなかったはずなので、終止形接続は、推定の意味を持つ助動詞が終止形接続!というように逆算して覚えてください)

 

 

 

以上のように、暗記必須の助動詞の意味を使って、助動詞の接続を覚えることで、暗記量を激減させることが出来ます。

 

覚えなければいけないのは、6つの例外と4つのその他です。

 

よって、暗記量が28から10になりました。

わーい爆  笑

 

 

 

今挙げたのはあくまで接続の覚え方の一例に過ぎないので、他に覚えやすい覚え方があったら自己判断でその方法を使ってください。強制ではなく、こういう覚え方もあるよーっていう提案です。

 

 

冒頭にも述べたように時間は有限です。

効率の良い勉強法を確立していってください。

 

お読みいただきありがとうございました!以上、Pちゃんでした!

 

 

 

☆クイズの答え☆

①未然形②連用形③未然形④連用形⑤終止形