前回は、介護老人保健施設について説明させていただきました。
その中で、施設の中の移動が、車椅子という選択肢があると申しました。
車椅子上で座っている時間が長いと、臀部の痛みが出やすかったり、褥瘡になりやすいです。
また、腰痛の原因にもなります。
そのため、車椅子クッションを適切に選ぶことは、上記の予防にもなります。
車椅子は、基本的に施設の物を貸してもらえると思いますが、車椅子クッションは用意をお願いされることが多いです。
どのようなものを選べば良いのか
○体格はどうか
体格が細い方、肉付きが良くない方は、
骨部分に圧がかかりやすい
→マイクッション、タカノのクッション等
○日中の車椅子乗車時間はどうか
車椅子乗車時間が長ければ長いほど
トラブルは起こりやすい
→マイクッション、タカノのクッション
ハニカムクッション等
○すでにトラブルがあるか
もともと臀部や仙骨部に褥瘡ができたことがある方、皮向けなど褥瘡の兆候がある方
または
褥瘡がすでにある方
→ハニカムクッション
おすすめはジェルクッション等
○前ずりがみられるか
座面に対して、おしりを前にずらして座る
いわゆる社長座りのような姿勢崩れがある方は、
車椅子からのずり落ち、転落のリスクがあります。
そのような方には、前方がお尻側よりも高くなっているクッションもあります。
→タカノのクッション(高)
また、失禁が多い方や食べこぼしの多い方は
クッションカバーが布製であると、
濡れたり(洗濯後の乾きも悪い)
汚れが染みたりしてしまうので、
カバーが合皮製やビニール製のものが
おすすめです。
参考になりそうなものをピックアップしてみましたので、ご参考になれば幸いです😊
次回は、老健でのリハビリについて
もう少し詳しく書いていこうと思います♪