色が見える白黒映画「ブランカニエベス」 | 吉井歌奈子オフィシャルブログbyアメブロ

色が見える白黒映画「ブランカニエベス」

新宿の武蔵野館でスペイン映画
「ブランカニエベス」を観ました

白雪姫を基にしているそうですが、後半までそんなこと忘れちゃうくらい違うストーリーです。たしかグリム童話の白雪姫は、闘牛士の父とフラメンコダンサーの母ではなかったはず…


それはさておき
この映画、何が驚きだったかというと
モノクロ映画なのに色が見えてきます


特に〝赤〟ビックリマーク


色の印象が強いものがスクリーンに広がるからなんでしょうね
たとえば
〝ニワトリのとさか〟や〝指先の血〟、〝フラメンコの衣装〟とか…



見えていないはずの鮮やかな赤が、自分のイメージによって補完され、見えてくるような不思議な感覚を味わいました


さらに言うと、
サイレント映画なのに音や声も聴こえてくるような気になりますよ




死をさらっと割り切って表現するあたりがなんともスペイン映画らしく、
鑑賞後、暗いより美しかった印象が勝るのもスペインらしかったです。



CGや3Dとは一味違う映画を楽しみたいなら是非(^^)