ゲキ×シネ『蛮幽鬼』〜劇団新感線 | 吉井歌奈子オフィシャルブログbyアメブロ

ゲキ×シネ『蛮幽鬼』〜劇団新感線

初めてゲキシネを観てきました!
演劇を映画館で観る=ゲキシネです。

演目は劇団新感線の『蛮幽鬼』。


新感線は、今年「薔薇とサムライ」を観たので(こちらは舞台で)2回目です。
その満足度から信頼していきましたが、
やっぱり大正解でした。



ミュージカル要素が強く
音楽とダンス満載の「薔薇とサムライ」に比べると
今回の『蛮幽鬼』は、THE演劇。


シナリオも演出も手抜かりなく
3時間飽きることなく楽しめました。

これ生で観たら相当満足できるだろうなぁ~。




ストーリーは、
無実の罪をきせられ監獄島に幽閉された男(上川隆也さん)の復讐劇で
モンテクリスト伯を題材にしているそうです。

わたしは
ヒロイン美古都にエリザベスのオマージュを感じましたがどうなんだろ?



それぞれの役柄に
人間味や個性が滲み出ているので
悪役も憎みきれないのがまたよかったな。




主役の土門を演じた上川隆也さんは
さすがの存在感!!
復習に燃える怒りを漲らせたあの目力と声量は迫力がありました。



そして
笑顔で人を殺すサジという殺し屋を演じる堺雅人さん。
この役は堺雅人さんしかない!ってくらいハマっていました。
つかみ所のないミステリアスな雰囲気を見事に演じきっていて
とても恐ろしい存在なのに、惹かれてしまいました。




わたしが一番驚いたのは
早乙女太一さんの殺陣!!

なんでこんなに美しく軽やかでスピードある動きができるか?
流れるように人を切っていく姿に見蕩れてしまいました。



一緒に観ていた友達が
「ハリウッドとかでも活躍してほしい」と言っていましたが
たしかに!

世界を驚かせることができる美しさでした。



しかも少しだけ女形での舞いのシーンもあり
こちらも女として平伏する美しさ!


ラジオのゲストでお会いしたときはかっこいい方だったけれど
舞台では美しいんだなぁと感激しました。



ゲキ×シネのいいところは
アップで表情や動きが観られるのがいい!!


生ではよっぽどいい席でないと見られない
出演者の汗までしっかり見えました(笑



もちろん演劇は生が基本でしょうが
なかなか行けないときは
2500円で楽しめるゲキ×シネもおすすめです☆