昨日愛知県美術館で開催されている
『クリムト 黄金の騎士をめぐる物語』に行ってきた。
『人生は戦いなり (黄金の騎士)』や『接吻 』など、なんとなく知ってたくらいだったけど、ウイーン分離派の初代会長だとか、『哲学』『医学』『法』の三部作でウイーン国会で議論されるような異端児だとは知らなかった。
鉛筆で描かれたオウムの習作とか、びっくりするくらい(あたりまえだけど)上手くて、こういう風に描いたらいいのか~、なんて、全く絵心ないのに思ってしまった。
あと、画家の人達は本当によく裸婦を描くなぁと思った。裸婦の習作がやたら多くて、『裸婦そんなに寝そべってはいないと思う』としょうもないツッコミをいれてしまうほど多かった。
でも、そんな練習が大きな作品の土台になり、絵を幻想的ものにしている。
火事で消失してしまった『哲学』など原寸大写真パネルがあった。本来の色もついていない白黒写真だったけど、ついつい魅きこまれてしまうような気持ちがした。
クリムトの人生を追いながら、黄金の騎士を描くに至る経緯を観る展示だったけど、
画家としてまっとうな道のりからスタートした彼が
もっと色んな人たちと芸術がしたいと飛び出して分離派を作り
国をも揺るがす議論を巻き起こし
そんな批判にも負けない強い気持ちで黄金の騎士に自分を投影して描きあげ
新しい様式という自分らしさを確立していく
という姿は、どんな逆境にも負けない強い気持ちの大切さを私に教えてくれた。
自分のしたいことに信念を持って突き進んでいく。黄金の騎士のように。
そうしていけば、周りも、そして自分も少しずつ変わっていく。
自分の信念が全て正しい訳ではない。でも恐れず主張するから、それが個性になって、人を魅きつける。
「私もせっかく生きているのだから、私の個性をだいじにしよう。」
そんなことを思わせてくれた時間だった。
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