どちらを使うか判断できなかった前置詞を記載します。
アメリカのシットコム(シチュエーションコメディ、スタジオのセットで基本撮影されるコメディドラマ)、
The Big Bang Theory
season 2 episode 5 から、
ネタバレご注意ください![注意](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/111.png)
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シェルドンがいつも自分が座るソファの右端の位置に座っているペニーを見て、
彼女が僕の場所にいる。
inではなく、on my spotではないのか?もしくはどちらでも合っていのかな?と思いました。
前置詞は話し手の意図によって使い分けられる場合があるようです。
inは基本、特定の場所の中にいることを示します。その場所は壁に囲まれてない外、空間も含まれています。
onは、何かの表面にくっついていること。上にいる、もしくは表面そのものについて。
これは日本語にはない英語の感覚なので、何度も使ってわかっていく感覚です。
そこから、このドラマのシチュエーションでは、
「彼女が僕の (いつも座る) 場所(空間)にいる。」ならin
「彼女は僕の場所(にお尻をつけて)にいる。」ならon
ですので、onでも描写は合っていますが、場所に存在する・いることをシェルドンは意図しているのでinです。
他にも、
There is someone in my bed.
There is someone on my bed.
上の文だと布団を被って(または、布団の下に)いるで、
下の文は布団の上にいるように聞こえます。
もう一つのonとinについて、別のシーン、シーズン1 エピソード17から、
ペニー(↓画面右上)が、彼氏のしたことに激怒りしています。
友人レナードらに何があったか説明します。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20230221/17/kana201007/86/84/j/o1080081015246095241.jpg?caw=800)
Penny: Oh, I'll tell you what's going on. That stupid, self-centered bastard wrote about our sex life in his blog!
あー、何があったか教えるわ。あの頭の悪い自己中クソ野郎がブログに私達のセックスについて書いたの!
話して気がすんだペニーが部屋を出ていくと、友人の一人、ハワードが必死にそのブログを見つけようとしますが見つけられず、こう言います。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20230221/17/kana201007/5f/f8/j/o1080073315246095251.jpg?caw=800)
Howard: Apparently, he posted intimate details of physical relationship on his blog, which I can't find anywhere.
どうやら、ペニーの彼氏が肉体関係に関する個人的なあれこれをブログに載せたみたいだけど、どこにもそれが見つけられない。
・intimateは親密以外に私的な、の意味もあり。
その後、別の友人レナード↓が様子を見にペニーのアパートへ行くと、
ペニーは興奮しながら彼氏のことを話します。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20230221/18/kana201007/de/cc/j/o1080080915246102757.jpg?caw=800)
Penny: I thought Mike was different. I thought he was sensitive and smart. I mean, not you smart. Normal non-freaky smart.
マイクは違うと思ったのに。繊細で賢いって。その、レナードとは違う賢さよ。普通の、変じゃない賢さね。
Lenard: Yeah, no, sure.
ああ、いや、そうだね。
Penny: You know, and then he just goes and has to humiliate me by writing about me on his blog. So the entire world can read it.
でね、結局何も考えずに私について書いてブログに出して私に恥をかかせさせたのよ。もう世界中の誰もが読めてるの。
・just goはぱっと、もしくは衝動的に何かをする。
・have toは本人の意志に関係なく行うこと。ここでは、頭が悪くて衝動だけでしか動けない、繊細さや賢さのない、思っていたのとは真逆の男だったと伝えています。
一応言うと、そんなに簡単には見つけられてないよ。
・I tell you は言い方から意訳してます。
not all that=not very。
ここでin his blog とon his blog の違いを説明します。
in/onの両方が使われているのは、
まずブログは書かないとです。
その際はin writing、言い換えると
in the form of a letter or a document.です。
これは書いた、ということを示していて、世間に発表・公開しているかないかははっきりとはしていないです。
そこからin his blogはペニーの嫌がることを書いた、ことを伝えています。
そこからクリックして、公開されます。
ブログばどこに公開されるとなると、スクリーンです。
からon his blog (screen)となります。
in his blog. では書いたということ
on his blog. 人目に晒されて、掲載、載る
となります。
ですがin his blog でも書いた=公開しているとも聞こえ、実際の日常会話では何も考えず、いいやすさでon his blog / in his blogのどちらかを使っている可能性もあります。
二つの違いを
・会話だと何も考えずに、
・文書だと考えて
使い分けている傾向のようです。
以上、少しでも英語理解のお役に立てば幸いです![にっこり](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char4/614.png)
![にっこり](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char4/614.png)