アメリカのLAを舞台にした三家族がおりなす人気シットコム(コメディドラマ)、モダンファミリー 前回↓からの続きです。

 

 

このドラマでは珍しい組み合わせの祖父Jayと孫娘Haleyです。電車のバーにて。
このエピソードの冒頭①から引き続き、上機嫌なJayはチップを使って妻Gloriaにイタズラを仕掛けようとしています。
Jay: (to a bartender)This is a $20. When my wife shows up later, "iced tea" means Scotch.
(バーテンダーに向かって)ここに20ドルある。妻が後でくるから、"アイスティー" と言ったらスコッチを出してくれ
 
アイスティーよりもお酒のスコッチの方が高いはずなので、おそらく20ドルがいたずらに使われる差額となるであろうスコッチ代を含めたチップのようです。
 
幸せそうなJayに孫Haleyが素朴に質問をします。
Haley: Grandpa, do you think it's weird Nana invited you to her wedding?
おじいちゃん、おばあちゃんが自分の結婚式に呼ぶの、変じゃない?
 
Nanaはおばあちゃんと言う意味。アメリカでは、祖父母に対して色んな呼び方があるようです。今回のように祖母にはNana、祖父にはGrandpaの外にも、祖母をmeemaw、祖父をpop-popなど、呼び方は家庭によって色んな言い方で好きなように読んでいるようです。
 
Jay: I think it's the least-weird thing Dede's ever done.
(招待されることは)Dede(=Haleyの祖母)にされた中で全然まともな方だ
 
いつもはおかしなことばかりされていることを強調しています。
 
Haley: Well, if she was so bad, why'd you ever marry her?
そもそも、そんなにひどい人だったら、なんで結婚したの?
 
・everはここでは日本語には訳しづらいニュアンス表現で、より直訳にすると、(おばあちゃんが変だと知ってて)一度でも結婚したの?という感じでしょうか。

 

 

 

Jay: We were young. She was cute, but the constant nuttiness of Dede wore me down, robbed me of my will to live. One day, she pushed me off the edge. I ran out of the house. They found me shirtless in the local fire station.
若気の至りだ。彼女は昔は可愛かったが、長年のイカれた行動にボロボロにされて、生きる気力を吸い取られた。ある日、追い詰められて俺は家から飛び出した。気づいたら上半身裸で近くの消防署で見つけられたよ。
 
後半はただの大げさな表現です。実際アメリカでこんなことはそうそう起きないようです。
 
アニメのキャラクターや擬人化した動物のシャツが破けて逃げ惑う様子をイメージした作り話のようです。
 
They は英語的表現で、Jayを探しに来た人たちか、消防士達か、ここでははっきりしていない、Jayを見つけた複数の誰かを示しています。
 
Jayが孫に大げさに元妻Dedeの悪口を言っていると、後ろの席にいた四十代くらいの男性が立ち上がってJayに話しかけてきます。
 
Guy: Excuse me. This, uh, Dede that you're speaking of -- um, is that Dede Pritchett, by chance?
失礼。その、Dedeというのは、もしかしてDede Pritchettさんのこと、でしょうか?
 
Jay: Do you know her?
Dedeを知ってるのか?
 
Guy: She's marrying my father.
父が結婚する相手です
 
Jay: You're kidding.
嘘だろ
 
Guy: No. We're traveling to the wedding right now... if there is one. I've got to call Dad.
本当です。式に出席しようと向かっているところでした…もし、式があればの話ですが。父に連絡します。
 
・NoはNo, I'm not (kidding)の省略。
 
Guy's wife: told you that woman was off. Just ridiculous.
言ったじゃない、あの人変だって。ほんとバカらしいわ。
 
二人が去ってJayは再びバーテンダーに話しかけます。
Jay: I'm gonna need $18 back.
18ドル戻してくれ
 
Jayは20ドルではなく、18ドルを返してくれとバーテンダーに要求します。2ドルはチップのようです。チップにはルールがあったりなかったりで、今回はまだ何もしてもらってませんが、それでも少額を渡すこともままあるようです。これ以外にも、席に座っただけで数ドル置いたりもあります。
 
ただ、今回は2ドルをさっと置いていくのではなく、一度渡した20ドルから18ドルは返してくれ、的に頼むJayが滑稽で面白いです爆笑
 
今日はここまでです。少しでも英語理解に役立てば幸いですおやすみ