映画のネタバレにご注意ください注意
 
ここからチャプター12(開始54:45秒辺り)いきます。
 
ようやくここで全24チャプターのうち、半分が終わります。
 
まだBelleとBeastが仲良くなっていないのに驚きですあんぐり
 
Belle: I don’t understand why you’re all being so kind to me.
どうして皆私にこんなによくしてくれるのがわからないわ。私と同じように閉じこめられているのに。
 
すごいもてなしを受けた後、この城のことについてまだよく知らないBelleは当然訊ねます。
 
Belle: Surely, you’re as trapped here as I am.
だって、あなた達も私のようにここに閉じこめられているのでしょう。
 
surelyはこの場合、I believeにも置き換えられ、ただの憶測ではなく、そうでしょう、と後の言葉の確信性を強調してます。
 
薔薇の話とBeastの気性を見て、Beastが呪いの原因だと確信するBelle。
 
Belle: Don’t you ever want to escape?
逃げたいとは思わないの?
 
直訳すると、『一度でも逃げたくないの?』ですが、ただのyes no質問ではないです。
 
Don’t you want to escape? だと答えは
yes or noになりますが、
everをつけることで
yes or no +どうして逃げないの?という疑問も含まれます。
⑫で説明したeverにこんなニュアンスが、です。
 
また、Don’t you want toやDo you want toはシチュエーションによっては質問以外にも、お願いや提案にもなります。相手が、
Do you want to help me?(手伝いましょうか?)や
Do you want to do this? (それをやってくれない?)
と言った時に、質問だ、と決めつけないようにしましょう。
 
Mrs Potts: The master’s not as terrible as he appears.
ご主人様は見た目程酷い方ではないのよ
 
見た目は外見だけではなく今見せている気性も指しています。
 
Mrs Potts: Somewhere deep in his soul , there’s a prince...of a fellow who just waiting to be set free.
彼の魂の奥深くのどこかに、王子…のような男性がいて自由になるのをじっと待っているのよ。
 
Beastを心から擁護するMrs Potts、ここ、Mrs.Pottsの声を聞いてないとわかりにくいですが、口を滑らしてうっかり王子と言っています。ここで皆がmasterとBeastをわざと呼んでいるのが推察されます。
 
見た目の美しかった王子という肩書き無しに、ありのままの彼をBelleに見てもらおうということでしょうか。
 
しかしBelleに理解できるはずもなくです。ですがこのセリフ、非常に重要です!
 
この会話をした時にホールにつき、そこはBelleの部屋へ行く東の棟と西の棟への別れ道です。好奇心旺盛なBelleは西の棟について訊ねますがMrs.Pottsははぐらかします。
 
 Mrs Potts:  Nighty-night.
おやすみ(子供に向けていう言葉)

 

 

冒険がしたいと歌っていただけあって、西の棟に向かうBelle。所々崩れていますが、それも呪いのようです。途中で親子三人の肖像画を見つけます。
 
父親と子供の顔には爪跡があります。また、子供の瞳の色は美しいブルーです目
 
その後、不思議な薔薇赤薔薇を見つけ見つめていると、Beastが大きな音を立てて現れ、ぶち切れて怒鳴り散らしますムキー
 
Beast: What are you doing here? What did you do to it?
ここで何をしてる!?何をした!?
 
Belle: Nothing.
何も...
 
Beast: Do you realize what you could have done? You could have damned us all!
Get out of here! Go-!
お前は何をしそうになったかわかっているか?我々を終わらせたかもしれないんだぞ!ここから出ていけ!出てけー!
 
damn 地獄に落とす→破滅させる
 
巨大な野獣に怒鳴られたBelleは部屋を飛び出し城から出ます馬
 
勢いで出たのでノープラン、狼に襲われます。
 
ここでも目に周りに傷のある狼が現れ、Mauriceを襲ったのと同じ狼達だとわかります。
 
間一髪のところでBeastが現れ、何とか狼を追い払います。しかしBeastは力尽き倒れました。
 
Belle: You have to help me.
お願いだから頑張って(あなたを運ぶのを助けて)。
 
Belleの言い方を聞いてだと、このhave toは強い要望です。
must/have to/should はある程度の違いはありますが、シチュエーションや話し手の立場・文章、文脈によって聞き手・読み手の理解も結構変わるので、たくさん聞いて読んで使い慣れるのがいいかと思います。
 
一応下に基本イメージは書いてます。
 
mustは話し手・書き手の意志の強調、もしくは法的な意味合いがあるので一番強い言い方と言われています。親しい人に使ってもそう揉めないけれど、赤の他人にだとカチンとされやすいので、人を見て使う言葉です。
 
have toは総合的に見ての判断によるそうした方がいいの強調ですが、結局の判断は話し手・書き手のものなのでmustと強さが変わらない場合や、時には周りもそう思ってるからとそうしなよ、とmustより強いニュアンスになる場合もあります。これもそれなりに人を見て使う言葉です。
 
shouldはそうしないと良いことが起きないよ、や悪いことになるよ的な時に使われる提案のニュアンスがあり、この忠告を受けときなよ、くらいです。
が、上記のmust/have toとの違いは、この提案を受けるかどうかはは君次第と命令的要素はないです。時には若干上から目線な表現にも取られる可能性もあります。
 
これも本当にシチュエーションによって強さのニュアンスが結構違う気がします。
 
また、否定型や疑問型になるとそれぞれの使い方があるので、ドラマや映画でシチュエーション込みでこういう時にこういう人がこういう感じに使うんだと覚えるのがいいかと思います上差し
 
Belle: You have to stand.
立たなくちゃだめ。
 
このhave toはほぼ命令ですね。mustにしてもニュアンスは変わらないと思います。立たないと死ぬから、と相手の為を思っての命令なので、Beastは怒りません。
 
今日はここまでです、お読みいただいた方、前回いいねをつけてくださった方、本当にありがとうございますピンク薔薇