映画 美女と野獣 Beauty and the Beast実写版の一部英語の翻訳とその解説になります。
ネタバレにご注意ください注意
 
映画を観ながらお読みください。
今日はチャプター9(開始36分辺り)からです。
 
前回城からシーン変わって、ベルに振られたガストンハートブレイクが酒場でルフーに語ります。
 
Gaston: Picture it, LeFou.
想像するとさ、LeFou。
 
A rustic cabin...
こじんまりした家...
 
rusticは田舎にある簡素だったり、所々雑な感じの
 
・cabinはここでは木で建てた小さな家
 
My latest kill roasting on the fire...
捕ったばかりの獲物が焼かれ...
 
latestは一番最後の、もしくは最新の。
ガストンが狩りをよくしている感じがシンプルに表現されていますいて座
 
Adorable children running around us as my love...rubs my tired feet.
可愛い子供達が駆け回る中で愛する妻が...俺の疲れた足をさする。
 
・my love→我が愛から、愛しい人、文脈で愛する妻。
 
この一節について細かい文法説明の為、今回は前半と後半に分けます。
 
まず、この文にはThere beが省略化されています。
 
以下は元の文
A rustic cabin...my latest kill roasting on the fire...adorable children running around us as my love rubs my tired feet.
 
以下There beを入れた文
1. There is a rustic cabin
2. There is my latest kill roasting on fire
3. There are adorable children running around us as my love rubs my tired feet.
 
こちらが文法に沿った文です。
 
正式なスピーチでもthere beの部分がすごくかすかな声で言われたり、省略化されたりしますので、日常の会話はもっと省略されます。
 
また、私は以下のように一つの文にならないのかな?と思ったんですが、
There are a rustic cabin and my latest kill roasting on the fire and adorable children running around us as my love rubs my tired feet.
これだと、ちくはぐに感じるそうです。
画像一枚につき、there beがある為、上記1.2.3.のそれぞれ3つの場面にthere beがつくようです。
 
もし一つにした文として訳すと、
こじんまりした家の前に獲物が焼かれ、その辺りにガストンとガストンの足を擦る妻と走る子供達がいる。…確かにちょっとおかしいですショック
 
以下は家の中と外にthere beを分けた場合。文法的には問題ないのですが、わかりにくいので△だそうです
1. There is a rustic cabin
2. There are my latest kill roasting on fire and adorable children running around us as my love rubs my tired feet.
 
ですのでガストンもちゃんと文1.2.3を分けるようにゆっくりと話しています。
 
次に、ガストンのセリフを訳せても、roastingrunning動名詞現在分詞かがよくわかっていなかった、です。
 
文法だけにこだわると英語はわからなくなるだけ、です。
 
以下の動名詞と現在分詞の説明が全くわからなくても(むしろ読まなくてもいいです)英語は話せますので、
今回は↑のthere be の事だけ知っていただければ十分です。
 
以下は動名詞・現在分詞の違いに興味ある方が、理解するきっかけくらいとして読んでいただければです。
 
では説明に入ります。ingは動名詞にも現在分詞にもなれる場合があることです。
たとえば以下の例文、二つの解釈ができます。
 
Hunting bears can be dangerous.
 
1. 動名詞として:
    訳: 熊を狩ることは危険です。
別の表現だとto不定詞に置き換れます。
= It can be dangerous to hunt bears.
 
2.  現在分詞として: 
    訳:  狩りをする熊は危険です。
別の表現だと関係詞に置き換えられます
= Bears that hunt can be dangerous.
 
1.人間が狩りをする行為が危険 (to不定詞)
2.熊が危険 (that節)
と危険への対象が変わっています。
 
なぜこのようなことが起きるかというと、この動詞-ingの品詞、
準動詞いうものが、複数の使い方ができる結果、上記のような一つの文に二つの解釈が時々生まれたりします。
 
ではこのような時にどちらなのかを判断するのか。
日本語でも、科学・化学、柿・牡蠣など同音異義語というのがあり、どちらの話をしているのかは、だいたい文脈でどちらかわかりますよね?
会話において聞き手は以下を行います。
 
1. 会話の中での文脈でどちらかを判断する
2. 話し手に確認する
また文章の場合、書き手
3. ingによる混乱を避けて上記のようなto不定詞やthat節を使って意図を明確化している。
 
また本題に入る前に少しだけ準動詞の説明をします。
準動詞とは英語でinfinite verbと言います。
 
infinite verbとは制限のない動詞で、
to不定期、動名詞、分詞(現在分詞・過去分詞)の三つが準動詞になります。
I run fastやshe listens to musicなど、いつもは名詞の後ろにいるgoやlistenの動詞達が、to・ing・edをつけると名詞・形容詞・副詞のような様々な役割を持たせられるんです。
 
ような、がポイントです。あくまで動詞なので、名詞・形容詞・副詞に完全になるわけではないので、準動詞、なんです。
 
他の準動詞、to不定詞・過去分詞については話が進まなくなるでここでは省きます。
 
動名詞と現在分詞について、シンプルに説明しようと以下のような説明がされます。
・動名詞は名詞のような働き
・現在分詞は形容詞のような働き
言っていることはわかるのですが、どれもしっくりぜず、私を一層混乱させました滝汗
 
結局、今回の文に関しては文法から理解するには、準動詞(infinite verb 制限のない動詞)自体フレキシブルな役割であること、その準動詞の中にある動名詞・現在分詞にも各役割があることを知らないと私は今回の文法がしっかりと理解できませんでした。
 
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