映画のネタバレにご注意ください注意
 
映画を観ながらお読みください。
 
チャプター4(開始11分)に入ります。
 
Belleの父、Mauriceの歌 How Does a Moment Last Foreverから始まります。
 
こちらはmusic boxバージョンとも呼ばれるもので、エンディングで流れる方が正式で歌詞も長く、セリーヌ・ディオンが歌っています。
エンディングの映像もそれだけで一作品と思える程の美しさですので、是非ご覧ください。
 
この歌は1分くらいで、意識しないと何か綺麗だな~、切なそうだな~、で終わるのですがしっかりと後の話に絡んでいます。
 
そして更にBelleが歌う"How does a moment last forever (Montmartre)バージョン"まであり、この実写版のオリジナルテーマになっています。
 

  歌のタイトル: How Does a Moment Last Forever(Music Box)

  時は永遠に (ミュージックボックス・バージョン)

 
歌を覚えたら字幕を消し、歌の最中のmusic boxや壁にある絵にも注視しましょう。

 

 

How does a moment last forever?

どうすればあの一瞬(と思える時間)は永遠に続くのか?

moment とは短い期間と言う意味でその幅は一瞬や、Do you have a moment?のちょっとの時間、過去の振り返った時の一定の時間(思い出)などと広く様々に捉えられます。
 
Mouriceには永遠に続いて欲しかった過去があった事を示唆しますが、その詳細については映画が進むにつれ、わかっていきます。
 
抽象的な歌なので、聞き手、特に大人は自身のa momentを思うことも多いようです。

 

 

How can a story never die?

どうしたらあの出来事(思い出)はずっと消えてしまわないのか?

storyの意味は、作った話、本当の話、様々な出来事が集まったもの(a series of events)、人生と言う意味などこちらも広範囲で、Mauriceの場合は誰か・何かとの一つの思い出(出来事)が終わったことを示します。
 
他にもstory は出来事と言う意味なので、ニュースの中でtonight's top story と言われた時は今夜のトップニュースと訳されます。
 
a momenta storyとの違いはというと、この歌の場合は a storyの中に複数の momentsがあります。
 
一つの例えとして、映画 美女と野獣がa storyで、各チャプターがa momentでもあります。
 

It is love we must hold onto

ずっと掴んでいないといけないものは愛

it is thatを使ってloveを前に出し強調しています。loveにaがないのはloveが不加算名詞で、形ないものにだから冠詞がないのですが、一方momentは加算名詞です。
timeが不加算名詞で、momentは時計の秒や分の単位があり区切れ加算名詞とされるようです。
 
ただし、momentにも不加算名詞、loveに加算名詞に変化する時があります。
主にof momentとして不加算名詞となり重要性
 
・loveの加算名詞は好きなもの、恋人と意味も変化します。
つかむのholdに継続のontoで、つかみ続けるになり、愛はつかむまでではなく、そこからつかみ続けることが大切だと言っています。ここで先程のa momentやa storyはMouriceにとって誰か・何かとの愛に関することと示唆されます。

 

 

Never easy, but we try

決して簡単ではないが、努力しよう

 

Sometimes our happiness is captured

(努力すれば)時々は幸せはつかまえられる

苦労して捕まえた幸せとは感情・出来事・思い出だったりします。
 
 

Somehow, our time and place stand still

どうにかして、時間と場所(=思い出)が留まったら

time and place a moment もしくは a storyのことのようです。
 
思い出はその時その場所で起きるものだからです。某懐かしの歌、あの日あの時あの場所で~、が思い出ですね。
 
 

Love lives on inside our hearts and always will

愛は私達の心の中に居着き、ずっと居続ける

本当に大切なものは実質的には無くなっても無くなる前に愛になっていればずっと心に止まり忘れないよ、という美しい歌です。
 
また、この歌詞について何人かと話した時、生きること、もしくは人生とは辛いことの連続で嫌な事ばかりだけれど、たまに愛があるから何とか私達は生きていけると言っている歌だと言っていました。
 
子供向けのアニメーション版にはない、大人向けに作られた歌のようですチューラブラブ
 
歌は終わり、Belleが自分が変わり者だと言われると伝えると父親は話します。
 
Maurice: This is a small village, you know. Small minded as well. But small also means safe.
ここは小さい村だろう、人の心も狭いんだ。しかしその小ささが安全となるんだよ。
 
最後の安全がなんのことだろうと思ったんですが、ここも話が進むにつれて意味がわかります。
 
Maurice: I knew a girl like you, who was so...ahead of her time. 
お前のように、とても…時代に先んじていた子に昔出会ったよ。
 
・knowは知る以外にも知り合いになるの意味があり、過去型なので昔出会ったよ、にしてます。
 
・A is ahead of A's time で、Aは革新過ぎて・先取り過ぎて誰にも理解されないが、後には認められるという意味なのですが、人によっては後半のみを強く意識しているのもあり、良い意味にも悪い意味にもされるようです。
 
time を取るとA is ahead of Bで様々な使い方があります。
 
1. 位置・時間などの前(in front of/earlier than)
she walks ahead of him along the corridor/three days ahead of schedule
 
2. 優劣・勝負などの前(in excess of)
Kyoko is way ahead of other students in her class.
The updared polls put the Democrats 40 percent ahead of the Republicans
 
もう逆転することはないだろうというくらいかなり勝ってという意味合いです。
スポーツニュースでも聞くフレーズです。
 
3. 前にある未来に向かっていく(in or into the future)
we have a long drive ahead of us
 
なとなど、結構このフレーズは色んなところで出てくるので書き出してみました。
 
Mauriceの言うa girlはBelleにとってとても重要な人物です。
 
今日はここまでです。お読みいただきありがとうございます。前回フォローといいねをくださった方、ありがとうございますキラキラ