私がよく「ABVD2クール後に寛解」とブログに書く事について、コメントいただいたので改めてこの事について書いてみようと思いますニコニコ



前置きとして。


全ての癌治療において、標準治療とされているものはあるものの、その効果は個々様々であり、病院や先生によって考え方や進め方が違うのだと、他の方のブログを見て感じております。


先生の言い方ひとつ、患者さんのとらえ方ひとつでも変わってくると思います。


標準治療はあれど、癌治療とはまだまだ手探りな所があるのだと思ってます。


ホジキンリンパ腫の場合、ABVDが第一選択となり良く効くとされていますが、それでも私の主治医と、ブロ友さんの主治医のおっしゃる事や検査の間隔など、違っている所もありました。


なので、私の情報に一喜一憂されないでほしいと思います。


余計な不安を煽りたいわけではないので、不安な方はこの後の話は見ないでください!!

あくまで「私の場合」。


それをご理解いただいたうえで聞いてくださいニコニコ












まず、私の場合。


古典的ホジキンリンパ腫ステージ3
病変は前縦隔、右骨盤(ここにリンパはないので骨だと言われましたが、骨髄浸潤はなし)
ABVD6クールを推進




入院時、抗ガン剤投与前に

「ABVD2クール後に中間PETを行う」

と、主治医から説明を受けました。



2クール後って早いな〜と思ったのですが、ABVDがちゃんと効いてるのか、効果確認するためでした。
(ちなみにこの「2クール後に中間PET」をしたブロ友さんはいなかったと思います)



そして続けて説明されたのが…




「ABVD療法2コース施行後の中間PET-CTで寛解であった場合、再発率は1割未満。
(寛解していても6クールは予定通り行う)
残存病変を認めた場合は増悪・再発率が高いといわれている。
PETでの治療効果の評価で、万が一治療に不応であった場合や再発した場合は、自家移植や同種移植に関しても検討する。」
(これを言われたブロ友さんもいなかったと思う…)



鳥肌が立ちました。
2クール後に病変が残ってたら…再発する可能性が高いなんて…




そして…

2クール後のPETで私は右骨盤の病変がわずかに残ってしまいました。


しかし、抗ガン剤が効きにくい場所とされているのに子供の握り拳ぐらいの大きさだった病変がものすごーく小さく光り方も弱くなっていたので効果はあるとの事。


ですので、「4クール後にもう1度PETを撮り消えていたら念のため放射線でとどめをさしましょう。この勢いやと、おそらく消えてるはずです。」と言われました。



そして4クール後の中間PET。
残ってました。
しかも前回と全く変わらず。
先生も首を傾げる結果。
泣きました…この時はかなり泣きました。


しかし、先生は「もしかしたらこれは病変の残存じゃないんじゃないか…」と。


実は、右骨盤に病変があったせいで、骨の形が変形してしまっていたんです。
左右の形が明らかに違いました。


自分の体が自分の体を治そうとする働きの時も糖分を欲するらしく、PET検査の際集積してしまうとのこと。
骨であっても、完璧ではなくても体は治そうとしてるらしいのです。


抗ガン剤が効いてるなら消えているはず、効いてないなら大きくなるはず。
何かしら変化があるはずだと。


なのでその可能性が高いのではないか。


「ABVD全クール終了後、期間をあけてPETを撮ろう」と言われました。



その結果、全く変化なし。
ここでやはり、病変の可能性はないとされ「寛解」とは言われないものの「経過観察」とされました。


そしてそれから3ヶ月後のPETでも変わらず、むしろ少し光り方が弱くなってる結果から、この光は病変ではないと判断され、「2クール後のPETで寛解していたんだね」という結論になりました。




放射線については、この光が病変でなく自然治癒による光ならば当てない方が良いし、周りの臓器への影響も考慮し放射線はしない事になりました。






だらだらと文章を書きましたので分かりにくいかもしれませんアセアセ





ABVD6クール中、中間PETを2回もしたブロ友さんもいませんでしたし、私の場合効果判定はPET検査のみでした。
CTやMRIを撮ってる方もいましたね。






私の行ってた病院は、まぁまぁ有名どころで、ホジキンの症例数も多く治験もしている病院なので、間違った情報ではないかと思うのですが、



最初にも述べましたが、色んな考え方、言い方をされる病院、先生がいます。
私の情報に一喜一憂しないでください!





質問があれば聞いてください照れ




*kana*