みなさま、ごきげんよう。

 

今年のはじめから、毛管運動は休んでいたのですが、

 

こんなことではいけない、再開しようと思いました。

 

約1年休んでいたので、きつすぎてできないかも・・・と思ったのですが、

 

身体って何度も繰り返したことはちゃんと覚えているんですね。

 

なんとか24分間こなすことができました。

 

なんで突然再開したのかというと、一番は足首の故障ですね。

 

自分は、過去に2回右足首の捻挫をやっており、足首が万全の状態ではないので、やはり、毛管運動をしっかりやってよくしておきたいと思ったからです。

 

あとは、毛管運動をすることにより、全身の血流がよくなるということもあります。

 

全身の血流がよくなるということは、目にもいいということであり、目の血流もよくなり、緑内障を遠ざけることができるかもしれないと思いました。

 

今はお亡くなりになりましたが、尊敬してやまない甲田光雄先生の御著書を本棚から引っ張り出して貪るように読んでいます。

 

奇跡が起こる「超少食」という本に、毛管運動についての記述があり、次のように書いてあります。

 

 血液が全身を巡るためには、動脈と静脈を結ぶグローミュー(血管のバイパス)が非常に重要な役割を担っている、と西式健康法では考えます。

 

 心臓から押し出された血液は、動脈を通って全身の各部分へ流れていき、今度は静脈を通って心臓へ戻ってきます。心臓から出た血液は、大動脈からだんだんと細い動脈へと分かれて流れていき、ついにはごく細い毛細血管を流れるようになります。

 

 この毛細血管を流れている間に血液は組織との間に酸素を放出して炭酸ガスを取り入れるというガス交換を行って、今度は細小静脈のほうへ流れていき、細小静脈からだんだんと太い静脈へ、さらに大静脈から心臓の右心房へと帰ってきます。ところが、細小静脈から毛細血管へ行く手前に、動脈から直接静脈へ抜ける近道の血管があります。動静脈吻合といわれる、バイパスです。

 

 この血管は微小であるため、白砂糖の摂り過ぎやお酒の飲みすぎ、食べ過ぎなどによって簡単に消滅し、機能不全になってしまいます。グローミューがダメになってしまうと、血液循環が完全ではなくなります。グローミューを発達させる方法に、温冷浴や裸療法がありますが、毛管運動もグローミューを発達させ、全身の血液循環やリンパ液の流れを整えます。疲労回復にすぐれた効果があり、さまざまな病気の予防や改善に役立ちます。

 

 

グローミューという言葉は、聞きなれないかもしれませんが、血液循環において大きな役割を果たしています。

 

思うに、私は白砂糖を摂り過ぎてきたし、過食気味だったので、グローミューが機能不全になっているかもしれません。

 

普段、血液の流れを意識して生活することはないのですが、心臓が全身に血液を送ることによって健康が保たれていることを考えれば、その機能が落ちれば健康上なんらかの問題が出てくることは容易に想像できます。

 

砂糖を控え、少食にして、毛管運動をしっかりやれば、グローミューが元気に働いてくれるでしょう。

 

毛管運動ですが、手足を垂直に上げてブルブルと細かく振動させるのですが、思った以上にきついです。

 

慣れてくれば10分くらいはなんてことないのですが、初めての人だとおそらく3分もできないかもしれません。

 

そして、翌日は筋肉痛になること間違いなしです(笑)

 

毛管運動がどうしてきついのかというと、手や足の毛細血管の血流が一時的に少なくなった状況で振動させるからです。

 

酸欠状態で走っていることに似ているといえるかもしれません。

 

この過酷な状況が、かえって毛細血管を強くし、全身の血流がよくなり、ひいては心臓の負担を減らしてくれることになるのです。

 

「すぐれた疲労回復効果」とありましたが、脚のむくみにもよく効くので立ち仕事の人にぜひおすすめします。

 

ほんの数分行っただけでも、脚の軽さが全然違ってくると思います。

 

前述の通り、私は、足首の故障があると触れましたが、足首の故障がある人は腎臓が悪いそうです。

 

自覚症状はないのですが・・・

 

また、足首が悪いと寝汗をかきやすいみたいなんですけど、自分にピッタリ当てはまっていてびっくりしました。

 

夜中に気づいたら、寝汗で下着が湿っていたということがよくあるからです。

 

西式健康法の創始者、西勝造先生によれば、身体というのは、建造物のように故障がジグザグに波及するそうです。

 

軽い捻挫であっても、放っておくと腎臓にまで影響が及ぶということなんですね。

 

また、腎臓が悪い人は、風邪をひいたり喉の調子が悪いと腎臓が悪化するという特徴があるそうです。

 

これもジグザグ理論からくるものです。

 

身体というのは、各器官が独立して働いているように見えても、相互に影響し合っているんですね。

 

そして、身体というのは正直です。決して嘘はつきません。

 

よいものを入れればよくなり、悪いものを入れれば悪い結果(つまりは病気)となって現れます。

 

大食していても、今は別にどこも悪くないし・・・という人でも、自覚症状がないというだけで、水面下ではジワジワ侵されているかもしれません。

 

甲田先生の御著書を読んでいて、大食や飽食を続けた者は必ずそれ相応の報いを受けるようになっているということがよくわかりました。

 

しかも例外なくです。

 

これは自分への戒めとして書いていますが、

 

食べ物から命を頂いているということをすっかり忘れ、物としか見られなくなると、自分の欲ばかりが出てしまい、食欲が暴走してしまいます。

 

過食を続けた人や飽食の限りを尽くした人を天は決して見逃さないということです。

 

病気というのは、そういった悪い癖を治すために天が授けてくれるものなんですね。

 

甲田先生は「病気直しは癖直し」という名言を残されています。

 

病気だけ直したってダメだよ。

 

心の癖や考え方の癖も直さないとダメだよという意味です。

 

自分の欲だけで食事をしていると、身体の声が聞こえなくなって、歯止めもきかなくなり、ついには身体も悲鳴を上げます。

 

そうなったときに、初めて自分の身体と向き合うようになるんですよね。

 

そして、過去の自分の行いを真摯に反省し、少食に取り組んだ者には、「よく頑張ったなぁ」といって、天は健康という健やかな宝物を授けてくれます。

 

甲田先生にお会いしたことはないのですが、もし先生が天から私の行いを見ておられたとしたら「この大馬鹿者!」と大きな声で一喝されると思います。

 

毛管運動もそうですが、これからの人生、少食は私が取り組むべき大きな課題になりそうです。

 

もう一回出直します。