みなさま、ごきげんよう。
先々週のことですが、「さかなくんのギョ苦楽展」を見に笠間日動美術館に行ってきました。
笠間日動美術館に行ったのは今回が初めて。
平日にもかかわらず、たくさんの人が訪れていました。
さかなくんの絵は、カラフルでお魚の表情が豊かなので見る人を惹きつけます。
お魚に興味がない人でも、思わず見入ってしまう作品がたくさんありました。
実際に絵を描いているときの映像が館内で流れていたのですが、イメージは頭のなかにあるようで、サササッと書いていました。
もう魚のことは、色から形から特徴まで、すべて完璧に頭に入っているんですね。
頭に魚の百科事典が入っているのと同じです。
さかなくんが着ている、白衣(ユニフォーム)
ペンで魚のイラストが描いてあります。
ふぐの帽子がかわいい!
これは、実物大のジンベエザメの絵です。
5メートル55センチある大作です。
さかなくんは、お魚の名前にすべてちゃん付けしていて、お魚愛に溢れていることが伝わってきます。
さかなくんワールド炸裂です。
このコーナーは、55秒で書かれた絵を集めてあります。
55秒・・・1分かからず書き上げてしまうのですから、圧巻ですね。
イキイキとしていて、今にも飛び出してきそう(笑)
おなじみの魚から、ちょっと珍しい魚まで、お魚のことを学ぶことができました。
子供を連れてきたら、よろこびそう。
魚の名前だけでしりとり。
知識が豊富でないとできませんね。
すぎょいです。
陶芸作品も展示してありました。
笠間の陶芸の先生のところで教えてもらって作ったようです。
とってもリアル。
さかなくんの絵を見ていると、自然と笑顔になりますね。
絵にエネルギーが宿っているというのでしょうか。
好きを極めるとこうなるんでしょうね。
好きなことって、努力しようとしなくてもエネルギーを注ぐことができます。
さかなくんは、小学生のころから魚のことが大好きで、魚に夢中になっていたら、学校の先生に「魚にばかり夢中になってないで、もっと他の勉強もしなさい」みたいなことを言われたらしいです。
でも、両親は子供の興味のあることを邪魔したり介入したりする人ではなかったようで、好きなだけ没頭させてくれたと聞きました。
それがあったから、今のさかなくんがあるんですよね。
もし、先生の言うことを鵜呑みにして、そっか、他の勉強もしなきゃ・・・と魚のことから離れたら、こうはならなかったと思うんですよね。
なんでもできるオールラウンダーの人ってすごいとは思うんだけど、一芸に秀でた人には敵わないと思います。
なんとなくそれが好きというのは、意味があって、そっちの方向でいくとうまくいくよというサインなのかもしれないし、自分の好きという感情は大切にしたほうがいいのではないかと思います。
特に大人になると、忙しさにかまけて好きという感情に蓋をしたり、忘れようとしたりしてしまうところがあるけど、子供はその点、純粋ですからね。
好きなことをしているときって、自然と目がキラキラ輝いていますよね。
さかなくんの絵を通して、自分の好きなことってなんだろうとか、いつまでも純粋でいたいと考えてしまいました。
美術館での鑑賞を終えて、お昼ごはんを食べに行きました。
周辺に何カ所かフランス料理のお店があり、リサーチしていたのですが、フランス料理という気分でもないな・・・ということになり、ずるずると来た道を戻り、陶芸美術館のほうへ戻ってきてしまいました。
そば屋さんが何軒かあり、うん、今日はそばだ、そばを食べるんだ!という気分になったので、
通りに面したそば屋さんに入りました。
お昼どきだったので、数組待ちの状態で、しばらく外の椅子に座って待ってました。
待っている間にも、次から次へと車が入ってきて、人気店でおいしいのかも、と期待が膨らみます。
中に入ってみたら、こじんまりとしたお店で6組ほど入るといっぱいになってしまいます。
だから、外で待っているしかなかったのですね。
時刻は13時を過ぎていたので、お腹がグーグーなっていました。
即決でゆば天ざるそばにしました。
切干大根の小鉢つきでした。
天ぷらは、ゆば天2個、なす、ピーマン、にんじんに大根おろしが添えてありました。
そばの盛りは、ボリューム満点。
さっそくゆばの天ぷらから食べ始めましたが、すごく肉厚で食べごたえがありました。
1個がずっしり重いのです。
そばは、やや太めの二八そばで、カツオだしがよくきいたそばつゆで頂きました。
店の入り口の脇では、ご主人が忙しくそばを打っていました。
どんどんお客が来るので、打ち続けないと間に合わない様子です。
天ぷら→そば、と交代で食べるのですが、そばの量が多すぎて、なかなか減りません。
天ぷらも、2つめのゆば天を食べたら、ずっしりお腹にたまってしまって、それから箸が止まってしまいました。
見ると、テーブル席に座っていた女性は、そばを半分ほど残しています。
女性には多すぎるかもしれません。
ガッツリ食べられるので、男性ウケはいいかもしれません。
残したくなかったので、少し間を空けて、なんとか残りを胃に押し込みました(笑)
はぁ、食べ過ぎた・・・
しばらく胃に残っている感じが続き、夕方まで何も食べたくなりませんでした。
帰りに栗のソフトクリームを食べようと目論んでいたのですが、とても食べられる状態ではなくて、断念。
もう少し食べたいという程度で止めておくのがちょうどいいですね。