まさきさんの背中をいつも追いかけてきました。




このメッセージが更新されるころには、花組公演『ME AND MY GIRL』東京公演も閉幕しています。2パターンの役替わりがあり、あっという間でしたが、皆様お楽しみいただけましたでしょうか。ご観劇いただき、本当にありがとうございました。 

 宝塚大劇場、東京宝塚劇場ともさまざまな方が観に来てくださったのですが、こだま愛さんや真琴つばささんなど『ME AND MY GIRL』にご出演されていたOGの方々にも来ていただき、緊張しましたがとても光栄でした。同期も、この作品が大好きで「号泣した」と言ってくれたかいちゃん(七海ひろき)やせーこちゃん(純矢ちとせ)、だいもん(望海風斗)、退団してしまった同期や花組生が来てくれてうれしかったです。 


 私自身が最近観に行った公演といえば、なんといっても月組の『NOBUNAGA<信長>ー下天の夢ー』『Forever LOVE !!』。まさきさん(龍 真咲)の大劇場での舞台を観るのが最後だと思うと、じーんときてしまいました。オーラがすごく、ご自身が演じてみたかったという役へのエネルギーが感じられて迫力がありました。ショーもパワフルでおもしろかったですし、まさきさんがとても楽しそうに歌い踊られる姿を観ることが出来て良かったです。組子たちの新しい環境へと前進していく決意、まさきさんへの思いがあふれた温かいステージで、退団公演でもしんみりし過ぎない感じがまさきさんらしいなと思いながら拝見しました。それに、ショーではアドリブでまさきさんとちゃぴ(愛希れいか)が舞台上から声を掛けてくださって、とってもびっくりしましたが、うれしかったです。 

 下級生のころからずっと、まさきさんのすぐ側で勉強させていただきました。よくトップさんの背中を見て育つと言われていて、実際に私もそうなのですが、その前にはいつもまさきさんの背中があり、置いていかれないようにいつも必死にその姿を追いかけて来ました。まさきさんが新人公演の主演をされるとうれしかったですし、いざ自分がさせていただけるようになったら「まさきさんはどうしていただろうか」と常に考えていました。 

 性格や持ち味が全然違うので、一緒にいるといつも刺激的。役替わりで同じ役をさせていただくことも多かったのですが、役の捉え方が違うので新鮮で、発見がたくさんありました。同じ役を演じている2人にしかわからないことも多く、自分のことで精一杯ではありましたが、役替わり直後には「まさきさん、手順は大丈夫かな」と気になったりするなど、特別な思いがありました。きっと、私以上にまさきさんも心配してくださっていたのではないかなと思います。霧矢大夢さんがトップになられたときも、相手役さんだったまりも(蒼乃夕妃)とまさきさんとで、組のピラミッドを作るために、まず近い3人が霧矢さんをよく見てしっかりしなければと話し合ったりと、いろいろな思い出がありますね。 


 私たち2人の愛称を「まさみり」とコンビのように呼んでくださるファンの方々もいらっしゃるのですが、当時は申し訳ないなと思っていました。2年下の下級生ですし、私のほうが明らかにできないことが多すぎて、歌を一緒に歌うにしても「どうしたら邪魔にならないか、まさきさんの歌の波にどう合わせ、ブレスをそろえるか」など、常に注意していました。ですから、とてもおこがましいような感覚だったのですが、月組で同じものを見て育ってきているので、舞台での感覚が知らず知らずにマッチしていたのかなと思いますし、「当時の2人の相乗効果がすごく良かった」と言っていただくことも多く、いまはとてもうれしいです。 

 離れてからは一緒にお仕事する機会がなかったのですが、近くにいさせていただいたとき同様、ことあるごとに「まさきさんはどうされていたか」と振り返っていました。トップになったとき、ショー作品での初めての主演のとき、再演物に取り組むとき、仕事がたてこんだときなど……。まさきさんのお言葉やどう過ごされていたのかを、いつも思い出していました。 

 退団のご報告をお電話でいただいたときもいろいろなことを話せましたし、最近はCSの番組でもご一緒してお話させていただきました。対談のリクエストが一番多かったようでそれもうれしかったですし、実際にお話できる機会をいただけて良かったです。これまでもさまざまなアドバイスをくださいましたが、今回も「以前スタートダッシュを早くしたほうがいいとおっしゃっていただいたことを、いまでも心掛けている」と申し上げたら、「みりおは納得しないと前に進めない、1個1個掴んでいきたい思いがあるのだろうから、自分らしくやって行って欲しい」というお言葉をいただきました。まさきさんは私の欠点もすべてご存知なのだと、改めて感じました。 

 ありがたいことに「良きライバルだった」とおっしゃってくださるのですが、私のほうこそ、まさきさんがいらっしゃらなかったらもっともっとマイペースで、ここまで来られていなかったかもしれないと感じています。退団されてしまうのは本当に寂しいのですが、最後の最後まで勉強させていただきたいです。 



女子バレーに注目!!リオオリンピック




皆様、「リオデジャネイロオリンピック」、ご覧になっていらっしゃいますでしょうか。私は昔から女子バレーボールを観戦するのが好きで、オリンピックへの切符を掴んだ最終予選もリアルタイムや録画で観ていました。 

 1つのボールを絶対次に繋げていくという姿勢が大好きなのですが、今回も毎回手に汗握る接戦! 1人で感動して泣いていました(笑)。劣勢になってきたりミスがあったときも常に声を掛け合い、集まって励ましたり、あのような少人数で一致団結して日の丸を背負って戦うというのがかっこいいな、と。コートでは勇ましいですが、終わるとワーッと泣かれている姿を観ていたら、まるでオスカルのように思えてきて……。例えオリンピックに行けていなかったとしても、感動は変わらなかったと思います。 

 注目の選手はどんどん変わっていくのですが、かつてはセッターの竹下佳江さん、キャプテンをされていた吉原知子さんが好きでした。そのときに若手だった木村沙織さんはいまや大エースで、ママさん選手の荒木絵里香さんも頼りになりますし、迫田さおりさんも途中出場でもパワフルに攻めたり、サーブだけに出てくる選手もすごい緊張感のなか結果を出してくれたり……それぞれがきちんと役割を果たしているのが、本当に素晴らしいですよね。チームワークがとても大事ということが宝塚にも通じているような気がして、そういう意味でも本当に大好きです。そんな女子バレー、オリンピック期間中もぜひ録画して観たいと思います! 

※このメッセージは、7/15(金)に届いたものです。


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なんて素敵なメッセージ・・しょぼん!!


明日海さんが【明日海りお】として今ここにいるためには、真咲さんは本当に必要な存在だったんですよね・・。

ただのライバルでもなく、
親友でもなく、
簡単な師弟関係としても語れない・・


本当に深い深い絆で結ばれているんですねハート虹