千葉のパワースポット完全制覇の旅!


【43箇所目制覇】


伏姫籠穴(ふせひめろうけつ)
千葉県安房郡富山町以下不明





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ここまで来るのに、
ちょっとした山道を歩いていくんですが
ここの地域は、
この良い香りの花が有名なんです!


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水仙キラキラ

山道をずーーっと綺麗な花をさかせて
辛い山道も心地良い気分になる
さわやかな香りで
いっぱいになっていましたクラッカー


この門をくぐると階段があります。

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登っていくと、
開けた場所が出てきます。
そして、
そこには丸く囲むようにしておかれたこの
珠!!!

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ここに
伏姫籠穴(ふせひめろうけつ) のことが書かれているんですが
一体なんの穴??と思うでしょ??
まず、ここはこんな言い伝えがある。というわけではなくて
小説になった場所なんです。

『南総里見八犬伝』(なんそうさとみはっけんでん)という小説があって、
江戸時代、戯作者 滝沢馬琴(きょくてい ばきん)によって書かれた
大長編小説なんですビックリマーク


9輯(しゅう:材料を集めてまとめる)98巻106冊からなるんだって!!!







こちらは、ちよっと長いのですが

安房(あわ)の大名、
里見家が滅ぼした大名の呪いが1匹の犬「八房(やつふさ)」に宿っていました。
里見家が他の国に攻め込まれ、
滅亡寸前になったところを、領主である里見義実(さとみ よしざね)が
「誰か敵の首をもってこい、
とってきたものには娘である伏姫を
嫁がせる」と言ったところ、
「八房」が敵の首をとってきてしまう。
義実は嫁がせるのを断るも、
伏姫は約束だからと八房と一緒に穴に篭ることになりました。

数年後、八房の妖気で伏姫が
妊娠してしまいます。
このことで(犬と人間の子供なんてありえないから)
自殺しようとしたところを里見家の家臣に見られ、家臣は八房を殺してしまいます。
八房が死んだので、義実は伏姫のもとに行くが、お腹が大きくなった伏姫に驚く。
伏姫は自ら切腹してお腹を開き、身の潔白を示そうとします。
すると、お腹からは8つの珠
「仁・義・礼・智・忠・信・孝・悌」 の八つの珠が生れます。 
伏姫の死とともにこの珠が八方に散し、
やがてそれぞれの玉を持って生まれ
た八犬士たちが成長し
苦難にに出会いながらも因縁の糸で
結ばれて相会。 
里見氏のために忠義をつくし、主君を守るために活躍 するという、
壮絶なストーリーが
展開されていくんだそうです!!


その球がこちらなんです!!


その話をしっかり理解して
からちょっと歩くと
こんな門にたどり着きます。

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もうその穴ももうすこし!
たのしみーーー!!
行ってきます!

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狭い階段を登って……

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おお!岩に穴があります!


暗くてこわいけど、
中に入ってみます!!!

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中……は入り口が狭い。。。そして暗い。

さらに奥に行ってみます!

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中、広っ!!

たまげた!!入り口は、かがまないといけないけど
奥は普通に立って歩けます。



そして、

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奥には、小説に出てきた
「仁・義・礼・智・忠・信・孝・悌」の球が!!

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この穴、すっごく!
この日も寒かったんですが
暖かかったです。

岩の中にいるから
音が風がシャットダウンされていて
静かで、暗いけど嫌な感じが
しないんです。

恐怖がないというか、
居心地のいい場所でした。


伏姫籠穴は、実際は小説の中での話。
でもこの穴にいると
たしかに八房(やつふさ)と伏姫がここにいたような
そんな存在感があるんです!

この穴自体もなんでここにあるのか?
なんのために彫られたのか今も謎のままなんだって。


現実と空想の世界が
入り混じりあうような空間です。

この場所に行けてよかったです。
なんとも不思議な時間でした音譜


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まかりなりなり~