いろいろ書いてきましたが

 

 

スタッフさんたちは動物好きで

一生懸命保護犬のために働いています

 

 

ちょっと洗脳されているかもしれませんが

わたしが会ってきた若いスタッフたちは

笑顔が素敵な純朴そうな良い子たちです

 

 

問題があるのはトップだと思っているので

(そして行政も)

責める気もないし被害者くらいに思っています

そこんとこヨロシクです

 

 

 

 

 

 

で、広島の旅、最後に向かったのは

 

 

 

 

ピースワンコに毎月どんどん保護犬を出している

広島県動物愛護センターです

 

 

 

ま~いい所だわ

 

公園のように広くて

 

ここで譲渡会もするそうです

 

 

なぜかヤギさんもいて

(長いロープに繋がれていて自由に動き回ってました)

 

 

 

職員さんたちもたくさん!

 

 

子犬たんもたくさんいましたらぶ1

 

 

可愛いけれど・・・

次から次へと生まれてしまう

そしてあっという間に大きくなってしまう

 

譲渡されなかった子はピースワンコに行くのかな?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

丁寧に応じてくださいまして

中も見学させていただきました

 

 

 

ここはあまりフレンドリーではない野犬が収容されていて

ここからピースワンコが引き取っていくそうです

 

怯えて角に固まっている子たち・・・かお

 

 

 

この子は人なれしていて

すぐに里親さんが見つかりそうな子

左の檻の中の子はモデル犬として活躍している子だそうです

 

 

 

そしてこれが「ドリームボックス」と言われるガス室で

 

檻が少しずつ移動して犬たちが追い込まれるという

天国へと・・この世で最後に通る道かお

 

 

 

ご安心ください

もう何年も稼働していないそうです

 

 

ピースワンコは

「寄付をしてくれないと殺処分ゼロが途切れてしまう」戦法を続けています

 

「寄付をしてくれないとドリームボックスが再稼働してしまう」

とも言っています

 

 

 

ですが

 

 

 

ここのセンターで殺処分は毎月行われています

 

 

 

職員さん曰く

「殺処分ゼロのセンターはひとつもありませんよ」とのこと

 

 

 

治る見込みのない病気の子

立てないくらいの老犬

交通事故で苦しんでいる子

触ることも出来ない噛む子

どうしても人間に慣れない子

 

などなどいろいろなケースがありますが

 

 

 

どこのセンターも殺処分しています

それは仕方のないことです

 

生きられない子もいます

(元々はほとんど人間が原因ですが)

 

 

 

ではなぜピースワンコは「殺処分ゼロ」を謳っているのか

 

 

 

職員さんに聞きました

 

「ピースワンコさんが言っているゼロはドリームボックスでの殺処分ゼロだという意味です」

 

 

 

 

今、ここのセンターではドリームボックスは使っておりません

 

 

今は殺処分は全て注射での安楽死です

 

 

ピースワンコでは注射での殺処分は殺処分に入れていないとのことでした

 

 

 

このことを突っ込まれてからは

 

ピースワンコのHPには病気や怪我などのやむを得ない殺処分以外の子をすべて

引き出していると書いてありますが

 

それは後付けで

 

 

 

そして広島の殺処分ゼロ(ゼロではないが)を達成するにあたって

他にも半分くらいの頭数を引き出している団体があります

 

 

つまりほぼ半分ずつ(+個人や小さな団体)

 

 

保護犬を引き出している

 

 

 

にもかかわらず

「ピースワンコが引き出さないと殺処分機がまた再稼働してしまう

だから寄付してください!」

 

 

というのはやはり・・・・・ズルイなって思ってしまいます

 

 

 

 

そもそも広島県には4つの行政管轄があって

広島市、呉市、福山市、そしてこれら三つの管轄を除く広島全県域

人口約100万人の地域(三原市←今回わたしが行ったとこ)

 

 

その広島に年間4桁の犬が収容されます

その内80%以上が野犬と野犬の仔犬です

 

 

 

ピースワンコ問題と言えばやはり行政施設からの犬の「引き出し」

行政がいったん殺処分対象と決めた犬を全頭引き取るという

前代未聞の荒技をやってのけたことから始まりました

 

 

 

最初は600頭用の檻を用意して

 

 

半年もたずに収容頭数が溢れて

 

 

あれよあれよといううちに数千頭・・・・・

 

 

空間移動しただけで不妊去勢手術を一切せずに

 

 

 

それじゃ引き取っても引き取っても

無限になんも解決しないの最初からわかるっしょ!

 

 

と思ってしまいます

 

 

 

 

でも前から言ってますが

ピースワンコは貢献もしてきています

 

 

 

まずこんなことになってしまった背景には

 

 

定点回収ボックス廃止運動 をピースワンコがしてくれて

あのわけのわからない命を命と思わない回収ボックスが廃止になりました

 

 

 

でもそのしわ寄せは・・・

回収ボックスがないので人々は山などにワンコを捨てて

結局はセンターに収容されてしまったようです・・・

 

 

 

そしてピースワンコの全頭引き出し&殺処分ゼロ宣言が始まってしまったわけです

 

 

20160330 「広島の犬の殺処分ゼロスタート」記者会見

 

 

 

 

 

まあ、全頭ではないんですけどね

他の団体が半分引き受けていますから

 

 

 

でもメディアに多く出て「保護犬」と言う名を広めてくれたのも

ピースワンコです

 

 

感謝と嫌悪がおむすび状態です

 

 

 

今ピースワンコは改善をはかっています(多分)

 

 

 

でも今月もまだ保護犬をセンターから引き出しています

(ちゃんとした情報より)

 

 

 

来年には収容数3000頭になることは避けようがなく

そのほとんどが野犬で

 

譲渡が簡単ではなく

 

 

 

それでも

 

センターから引き出して殺処分ゼロにしないと

ふるさと納税も集まらなくなる

 

 

 

ああ・・・どうしよう

 

 

 

 

もし引き出さなかったら多くの命が失われてしまう

 

 

不妊去勢手術しないで来た人間のしわ寄せが

野犬たちに覆いかぶさる・・・・・

 

 

 

行政で譲渡前に不妊去勢手術を義務付ければいいのだが・・・

 

 

 

だがしかし

わたしたちが見に行ったセンターには

Hiroさん突っ込みまくりの事実が・・・・・

 

 

 

それはまた次回(まだ続くのか!?)

 

 

 

 

 

今回の旅は

 

 

 

 

 

頭を抱えるような

 

 

絶望的な気持ちになり

明るい光が全く見えず

 

 

この先どちらに転んでも

 

 

 

ワンコたちの幸せが見えない

 

 

 

 

そのことがよ~~~くわかった

旅でした

 

 

 

 

 

 

ピースワンコの先を見ないで始めた事業も

い~かげんにしてほしいが

 

 

産ます人間捨てる人間

 

 

後を絶たず

この先もいなくならない

 

 

特に地方はまだまだ遅れていて

不妊去勢手術なんてしやしない!

 

 

わたしの想像を絶する事実が

そこにはあり

 

 

 

 

 

わたしたち東京組が

 

「ランチしよ!」と言っただけで

 

Hiroさんがビックリして

「昼飯だろ!東京ではランチって言うのか!」

 

 

 

 

つうくらいに

 

 

 

 

凄まじい現実とギャップがあったのでした

 

 

 

 

 

 

まだ次回に続くダッシュ!