乃木坂46の新曲がOiSaの廉価版?


- OiSaとの出会いは乃木坂46の新曲

私が「OiSa』に出会ったのは、乃木坂4632枚目シングル『人は夢を二度見る』のイントロを気に入ってしまい、Twitterで情報集めをしていた時のことだ。

きっかけになったのはこんな内容のツイート


人は夢を二度見るのイントロ、OiSaの廉価版。


『人は夢を二度見る』のイントロでは、次の様なフレーズが繰り返される。(以下リンク先 0:11~



歌唱パートの「諦めてた夢をもう一度応援する、ファイトソング感」とは裏腹に「時の流れに急かされている焦燥感」を想像させるこのイントロに痺れる。


これが『OiSa』の廉価版と…


 

そしてようやく私は『OiSa』を聴いた

ただ驚いたことに、初めて聴いた時は『人は夢を二度見る』の事なんて1ミリも頭に浮かばなかった。

(もちろん『人は夢を二度見る』のイントロとメロディは似ていた)


と言うのも、私が思うにこの曲で語るべきはリズムなのである。


この先はぜひ、『OiSa』を聴いてから読み進めて頂きたい。





 

アフタービートだからノリやすい


この曲の面白いところは、2.4拍目にアクセントが起かれ、1.3拍目の音がごっそり抜けている、つまりはアフタービートが使われているところだ。


アフタービートとは日本語では裏打ちとも言われ、1.3拍目にアクセントを置くダウンビートとは異なり、リズムを2.4拍目にとることで趣のあるグルーヴ感を生み出すものである。


アフタービートは1940年代後半のR&Bにて生み出されたリズム手法だ。ジャズやファンクでよく見られる。


ジャズと言えば、上野樹里さん主演映画『スウィングガールズ』で、信号待ちしてる時に信号の音をなんとなく聞いてて「これジャズじゃね?」ってなる場面とかを思い出しますね。いやあ懐かしい。


次はポリリズムについて

 

Perfumeの曲でも使われているあの”ポリリズム”


この曲で特筆すべきは、複数のリズムが同時進行する、いわゆるポリリズムという音楽手法が使用されているところだと思う。


どういうことかというと


MV 1:46〜】

「ほらね真っ当に生きてしまうから

満身創痍だ満身創痍だ」の箇所が 12/8拍子であるのに対して、その裏で鳴っている「はしゃぎたい 味気ない日々では物足りない」の箇所は裏打ちの 4/4拍子なのだ。


つまり、12/8拍子と4/4拍子が同時進行している。このポリリズムを使用したリズムの複雑さがこの曲の層を厚くしている。

※拍の取り方が間違ってたら申し訳ない、がポリリズムであることには間違いない

OiSa』については簡単だけど一旦ここまでにしておく。


<参考文献たち>