大きい病院の中、方向音痴の私はなんとか
腫瘍血液内科の受付にたどりつきました。
検温と血圧を測定しました。
受付の方に、「ご家族の方は?」と聞かれ
「1人です。」と答えると少し困っていらっしゃるように見えました。
採血だけ済ませて戻るとすぐに診察室に案内されました。

入ると、先生が4人ほどいらっしゃいました。
すでに骨髄検査の用意もされており
その雰囲気で、ようやく事の重大さに気づきました。
主治医の先生が開口1番に「ご家族は今から来ることは可能ですか?」と。
「十中八九急性白血病ということで間違いありませんが、骨髄検査は必須です。」
そして、すぐ入院となること、翌日から抗がん剤を使うことも聞きました。

すぐに麻酔をして骨髄検査となりました。
麻酔はそんなに痛くなかったけど、
髄液を抜くときは痛かったです。
うまく言い表せないですが…。
その後止血しながらPCR検査もしました。
病歴などの確認、家族構成などたくさんのことを聞かれました。
その後ベッドの上で夫と実母に電話。
実母が急遽向かってくれることになりました。

1時間の安静が終わったあと諸検査へ。
心エコー、腹部CT、頭部CT、レントゲン、心電図など検査のオンパレード💧
看護師さんが車椅子に乗せて全て連れて行ってくださいました。
検査が終わり戻ると母が到着していました。

もう1度診察室へ。
「骨髄検査の結果、間違いなく急性白血病です。」と。
今は不治の病ではなく、治る可能性もあること、でも治療が遅れると命取りになること、
これからの見通しは詳細な結果が出てこないと分からないとのことでした。

母が子どもたちの面倒は見てくれると言ってくれました。

子どもたちの準備もあるので、無理を言って、1度帰宅し3日後に入院することとなりました。


お会計。

骨髄検査って高そうよねーと母と言いながら

診察券を入れたら…

6万3千円…! 

うちの家計はどうなるのでしょうか…ガーン 



母を乗せて実家に帰り、息子と娘、実父と近所に住んでいる姉と姪で夕食を食べました。

久しぶりに会った子どもたちはとても楽しそう…


私は心ここにあらずで… 
何から準備していいのか…とにかく時間が足りないと焦っていました。

その夜、主治医の先生から電話があり、
検査の結果、急性骨髄性白血病であったと告げられました。
何か急変があればすぐに病院に連絡することを約束して電話を切りました。

自宅に帰り、クタクタだったのでお風呂に入りすぐ就寝しました。