死にかけたんです。

死にかけたし、苦しすぎて自ら死を受け入れようとしてしまいました。 


結論から言いますと、麻酔によるアナフィラキシーショックを起こしたのです。

本当に、死ぬかと思いました。


手術中、2種類の麻酔を打ちました。

どちらが悪かったのでしょう。

どちらも私には合わなかったのでしょうか、

身体中にじんましんができました。

把握しているだけで顔に3つ、腕に2つ

あとは探してもいませんでした。

「温まるとじんましんできたりする体質?」

と麻酔師に聞かれました。

「温かかったり、寒くなったりするとたまに出るときはありますね。お風呂上がりとか。本当にたまにですけど。」

と回答しました。

「じゃあ大丈夫か。」

と話してました。

もうこっから歯車が狂っていたのでしょう。


手術中、息が苦しくなりました。

なだめ役に伝えると「麻酔のせいで苦しくなっちゃうことがあるんですよ。大丈夫。深呼吸してみましょう。」と言われました。

腹切ってる最中に深呼吸してもいいのかなぁと思いました。

が、信じて深呼吸しました。

苦しいは苦しいけど、息は吸えるし大丈夫かと、

そこは麻酔のせいだと思って気にしないことにしました。


次に、気持ち悪くなりました。

頭がグラグラして、吐き気も少しだけあります。

なだめ役に伝えました。

麻酔師が、吐き気止めを点滴管から流したようです。これが、「眠くなるお薬」なのでしょうか。

手術中は、「眠くなるお薬打ちましょうか」と麻酔師が言っていたのですが、手術後に「そう言えば吐き気止め使ってましたもんね」と医師たちが話しているのを聞いて、この2つは一致しているのかなと思いました。

それを使われてから、意識が朦朧としてて酸素マスクをつけられて、でもたぶん眠っていたわけではなくて。時計をちょいちょい確認していたので・・

手術が終わって、運ばれてるときもずっと気持ち悪くて。


そう言えば、私は麻酔が効きすぎる体質というわけではないようです。

なぜなら、手術が終わる前にすでに麻酔が切れていて、足も動かせたからです。

麻酔師も「すごいな。」と言っていました。

冷たい何かをあてられて、確かに切れてるねと言われ、麻酔を追加したようでした。

そして、また冷たい何かをあてられて確認されました。


気持ちが悪いまま病室に運ばれて、どのくらい経ったでしょう。

震えが止まらなくなりました。寒くて寒くて仕方ありません。先生や看護師さんが、電気毛布の温度をどんどん上げていきます。

MAXにしても、まだまだ寒いです。

なのに、汗は大量にかいています。

血圧は70の50。

どんどん下がっていきます。

なのに、体温は36.8、37.5、37.9、38.1と言った感じにどんどん上がっていきました。

意識も朦朧としていて、誰が病室へ来て、誰が話をかけているのかよくわかりません。

気持ちが悪くなり、黄色い液体を吐きました。最初は黄色い液体で、2回めにたくさん吐いたときには普通のゲボみたいな吐瀉物でした。


寒くて、苦しくて、だんだんとふわふわしてきて、

産まれた娘様のことも、大好きな夫のことも

何も考えられなくなり、ただ、「眠たいなぁ。気持ち悪かったけど、今なら眠れそう。ふわふわして無になるみたい。死んじゃうのかな。これが死ぬって感じなのかな。もしかしたら、もう死んじゃってるのかな。眠いだけで、苦しくないや。」って感じました。

でも、やりたいことがたくさんある。

死にたくない。

どこかのタイミングでそう思いました。


現実と意識世界の狭間に戻りました。

寒い、暑い、苦しい。

誰かが話してる。誰だろう。

一生懸命答えるけど、ろれつが回らない。

ちゃんとした言葉も話せない。

ばばあ看護師が、容赦なく話しかけてくる。

頑張って答える私。

「そういうことを聞いてるんじゃない」

冷たい言葉をかけるばばあ看護師。

なんだこいつ。ムカつく。

くそババア。苦しいのに、がんばってるのに。

くそババア。くそババア。あぁ、ムカつく。

あ、くそババア出ていったかな?

「く、くそババアめ・・・」

言葉にしてみた。

あれ、まだいた。やばい。

聞かれちまった。

くそババアがくそババアに怒ったのか、

とても乱暴に布団をかける。

「あっ」とか言いながら

バサッと。


お昼が来たので②へ続く。