かつての実家の叔母みたいに、ギャン泣きした昨日。
1時間以上泣き続けて、呼吸が整わなくなって。
苦しかったし、あれ?もしかしてこのまま死ぬ?って思ったけど、自分の演技なのではないかとも疑っている。
とりあえず紙袋を口に当てて、様子を見てみる。
自分の意思に関係なく、呼吸は整っていく。
演技ではなかったのかな。
苦しんでいるとき、一番気になったのは、意外にも腹の中の子だった。
泣いてお腹が痛むのが、子を苦しめてしまっている証拠なのではないか。
大切にできないのに宿してごめん。
障害をもって産んでしまったらごめん。
ひたすら「ごめんなさい」が頭に浮かぶばかりだった。
お前に罪はないのに、一緒に苦しめてしまって。
親の勝手で発育に影響があるかもしれない。
床に転がりながら紙袋呼吸をしていると、天使が膝枕をしてくれた。
そして鉄腕アトムの歌を歌ってくれた。
静かに。声を震わせながら。
これは2人の思い出の曲なのだ。
妊娠がわかる前、一緒に風呂に入りながら、
笑いながら一緒に歌った歌。
人間も物と一緒で、壊れたら完全には直らなくて。
怖かった。包丁を持ち出して、天使を刺すことや、自分のお腹に包丁を突き立てる。そんなビジョンが頭に勝手に浮かんで。
昨日、衝動に負けて実行にうつした世界線がもしかしたらあるのかなって朝起きて考えたよ。
とにかく今は、こいつをなるべく「普通」に生み出すことが第一。
なぜならこいつに罪はないからだ。
大人なのに大声で泣いている叔母を奇妙に思ってた。
そして今、自分が奇妙な存在になっている。
天使の精神状態は大丈夫なのかな。
あいつは、私と一緒になって本当にかわいそうだ。
変われなくてごめん。
普通に生きる道なんて選ばなきゃよかった。
身売りでもして空っぽな人生を送った方が、幸せだったろうなと思う。
あいつも、自分も。
この先に一体何があるのだろうか。
ハッピーエンドなのかバッドエンドなのか。
自分次第ってわかってるけど、どうしたって変われない。
あぁ、でも昨日は天使を叩いたけれど
殴ったり蹴ったりしなかったな。
心は深く傷つけたけど、身体に傷はつけてない。
そこがいつもと違うところ。
進んでるって信じて。
変われないって諦めないで。
諦めないで、ここままじゃダメだって思う気持ちを忘れないで。