国際化の進展が望まれ、早ン十年のような気がしますが、大手企業ならともかく、その他ではあまりうまく行っていないのが現状でしょう。


私の周りでも、そんなにうまく行っている話は聞きません。


遅まきながら、大学ではここ最近じゃないでしょうか。


国際化を謳った大学は、いわゆる高偏差値大学のみで、まるで専売特許のようだった気がします。


それも考えて見れば当たり前の話で、大学入試には英語が付き物で、ここでスコアが稼げないと、やはり自分に国際化の適性がないと判断してしまうのは、至極当然のような気がします。


つまり、大半はコンプレックスを抱きますわな。


まあ確かに、語学力を付けておくのは大切な一要素であると言えましょう。


しかし、時は待ってはくれないわけで。今や多くの人にとって、国際化は無縁では無くなりました。


これまで日本社会が背負い込んできたツケは、国際化により克服するしかないのではないか、という感じです。要するに、外需に頼るわけですね。


今までは、大企業が外に飛び出し、その他の企業は大企業が外で供給するモノやサービスのために国内で生産等を行う、というのが通例でした。


そのパターンが崩れてしまったため、その他の企業はそのまま営業を続けてしまうと、赤字がかさんでしまうのですね。結果、廃業になってしまうのです。その傾向が顕著なのが地方で、シャッター通りに直面している読者の方も多いのではないでしょうか。


観光庁が進める政策は、それを解決するひとつの手段です。まあ確かに有効な戦略と思われますね。日本にいながらにして、外需を吸収できるというのは、内弁慶な日本人には最も有効な策のように思われます。


振り返って見ると、ほんの2,3年の話じゃないですか、こんなに不景気になったのは。それまでは大学生の就職率はものすごく良かったじゃないですか。たった、2,3年でこの変わりようですよ。まずこの変化に驚かなくてはいけないですね。


転機は、リーマンショックですよ。アメリカ発ですね。これに日本はとてつもなく影響を受けたわけです。中国も影響を受けたのですが、日本ほどじゃなかったわけです。その回復力は見ての通り。成長率が8%代というのは、羨ましい限りですよ。


「世界の工場」だったことが幸いしてるのですね。金融恐慌の影響をそれほど受けずに済んだのです。不況になれば、投資家は投資先を新たに探します。工場として魅力であるのなら、やはりそこにお金が流れ込みます。金融が強くなり、製造が弱くなると、こういった金融不安の時代ではお金が入ってきませんね。下地が弱くなっているのです。


元である工場は強い!ということです。


とまあ、不景気を実感している人は、日本がいかに国際化と無縁ではない、ということがよく分かっているでしょう。


中国が、日本に対し露骨に不快感を表し、日本人も嫌悪感を中国に対し抱いています。


しかし、お金は、そんなイデオロギーとは無関係に流れます。要は、稼げるところに流れるのです。ただそれだけです。


人間は感情に流されます。それは仕方ないです。永遠に消えることはないでしょう。


そんな中で解決策を探るのが、人間の叡智なのであって、進歩です。


だいたい国際間では、とてつもなく偏見が満ちるものです。それを取り払うためには、相手の懐に飛び込む勇気がどうしても必要になります。そこには、相互理解が伴うでしょう。


経済の問題には、数字の問題が付きまとうので、どうしても頭が痛くなる人が多いと思います。


でも、感情の問題の方が大きいような気がしますね。


そういったことに、多くの人がもっと気づく必要があるのではないか、という気がしますね。頭ばかりではなく、ハートの問題の方が大きい、ということに。