地域猫として2年間お世話をしてきた「ふくちゃん」が一昨日の夜亡くなりました。
私が初めて避妊手術をした子です。
茶トラの「マイケル」と仲良し夫婦で、5匹の子供を産み、ガリガリの身体で頑張って子育てしていました。
写真↑は左がふくちゃんで、右が最後に残った子供の「くふちゃん」です。
5匹の子猫のうち2匹は保護猫活動している方に保護され、1匹は我が家で保護でき、残りの2匹はパルボウィルスで亡くなってしまいました。
子供たちが少しずつ居なくなり、最後まで捕まらず残っていた1匹までも病気でなくしてしまったふくちゃん。
その時のふくちゃんを見ていて本当に可哀想でやるせなくて、何とも言えない悲しい気持ちになりました。何とかふくちゃんを幸せにしてあげたいと思いました。
でもさすが過酷な環境で生きてきた強いふくちゃん。
子供が全ていなくなった途端すぐに発情期がやってきました。
子孫を残すために悲しんでいる暇はなかったんだと思います。そんなふくちゃんの姿に強くも悲しい野良の生き様を見たような気がしました。
発情期が始まってしまい、すぐに手術をしなければまた妊娠してしまうので慌てて捕獲練習を開始しました。
食べることが大好きなふくちゃん。
すぐに捕獲器に慣れてくれて、無事に手術できました。
でも避妊手術した時にはすでに妊娠していたそうです。先生いわくごく初期の妊娠だったそうですが、ふくちゃんの繁殖能力に驚かされました。
手術後は過酷な子育てからも解放され、穏やかな生活を送れるようになったふくちゃん。顔つきも優しくなってきました。
地域猫として近所の方たちからも可愛がられ、美味しいご飯やおやつをお腹いっぱい食べながら、仲間と共に素晴らしい2年間を送ってきました。
チュールが大好きだったので私はほぼ毎日ふくちゃんにチュールをあげてきました。
地域猫にチュールは贅沢だと思う人もいるかもしれませんが、外の猫たちはいつ事故に合うか分からないし、病気で長生きできないかもしれない。
飼ってあげる事は出来ないけれど、人間の都合で手術をさせたんだから、せめて美味しいものをお腹いっぱい食べさせてあげたかった。
人間の優しさに触れ、可愛がられる飼い猫のような幸せを少しでも感じて欲しい気持ちで地域猫のお世話をしてきました。
その気持ちが伝わったのか、すぐに私に懐いてくれたふくちゃん。
いつの間にか私が家から出てくるのを待つようになっていました。家の扉が開く音や鍵をかける音を聞いたらすぐにどこからともなくやってきました。
そして私が行くところには必ずついてきました。
地域猫たちにモテモテで困る図↑(私が)
どこまでもふくちゃんが追いかけてくるので、歩いて近所のスーパーへ行くのはかなり難関でした。
振り払おうとすると鳴きながら走って追いかけてきたふくちゃん。
仕方なく一旦家に戻り、好きなおやつをあげて食べているうちにこっそり出かけるのは日常茶飯事でした。
カーポートや屋根の上が大好きだったふくちゃん。
車通りの多い場所ですが、慎重で警戒心の強いふくちゃんは道路を渡る時はいつも気をつけていました。
なのに‥
一昨日の夜、車に跳ねられて亡くなってしまいました。
たまたま塾帰りの娘が見つけてくれなければ、誰かが保健所に連絡してゴミ収集車で回収されてしまうところでした。
我が家からは死角になっている道路で跳ねられ、道路の隅っこで亡くなっていました。あの日の夜ふくちゃんを見つけられて本当に良かった。
ここからはふくちゃんの遺体の写真があります。
すごい勢いで跳ねられたようで、道路と壁に飛び散った血がそれを物語っていました。
頭と鼻、口から出血がひどかったふくちゃんですが、身体は綺麗なままでした。
ふくちゃんに触れると、亡くなってすぐに見つけられたのかもしれないと思いました。
その日の夕方もふくちゃんにチュールをあげ、甘えて鳴いて触ってくれとゴロンして伸びるふくちゃんを撫でてあげました。
まさかそれが最後だったなんて。
轢いて去った車が憎い。可愛い皆のふくちゃんを返せ。
ふくちゃんの名付け親でもあるご近所の奥さんにも夜遅くでしたがすぐに知らせに行きました。
みんな突然の別れに涙がとまりませんでした。
きっと即死だったと思います。苦しまずに逝ったと思うことがせめてもの救い。
そしてふくちゃんはきっと私たちに見つけてほしかったんだと思います。
いろんな偶然が重なりふくちゃんをちゃんと見送る事ができたことは本当に良かった。
翌日、私と旦那さんとお世話になった保護活動の方と一緒に火葬してきました。
ふくちゃんの骨を拾い、病気で亡くなったふくちゃんの子供2匹たちと一緒の骨壷に入れてもらいました。
子供たちも一緒だから寂しくないね、ふくちゃん。
お世話できたのはたった2年だったけれど、ふくちゃんは幸せだったのかな。幸せだったならいいな。
もうふくちゃんに会えないと思うと悲しいし寂しいけれど、ずっと忘れないからね。私たちのこと好きになってくれて有難う。私たちもふくちゃんの事大好きだよ。
今度は飼い猫として生まれてくるんだよ。
お疲れさま、ふくちゃん。



















スッキリしたかな?笑




