TAJIRIビビった

……ショックの王座陥落=SMASH昼夜Wヘッダー



 SMASHの2011年第一弾大会で同団体2度目となる昼夜ダブルヘッダー「SMASH.12」「SMASH.13」が29日、東京・新宿FACEで開催され、夜の部となる「SMASH.13」では超満員札止めとなる600人を動員。メーンイベントでは、王者TAJIRIvs.マイケル・コバックのFCFチャンピオンシップが行われた。

 TAJIRIが昼興行でスペル・クレイジーを破ってFCF王座を防衛したことで、この試合がタイトルマッチに認定。戦前から、何をしてくるか分からないコバックに恐怖心を抱いていたTAJIRIは、「理屈抜きに動物的に戦う」というコバックに早くも苦手意識を持って試合に臨んだ。そして、その不安は的中してしまう。
 試合前の国歌斉唱の最中に、コバックがまさかの奇襲攻撃。不意を突かれたTAJIRIは、動揺を隠せないまま場外戦に持ち込まれる。怒涛の攻撃を見せるコバックに対して、TAJIRIは何とか落ち着きを取り戻すと、エルボーからのソバットで反撃へ。
 しかし、一度奪われた流れをなかなか取り戻すことができないTAJIRIに対し、コバックはFCFベルトを使って顔面を強打するなど、予測不可能な攻撃で翻ろう。最後はコバック・クラッシャーで王座奪取を成し遂げた。

 試合後には、スターバックが乱入してコバックにラリアットを放つと、SMASHとFCFのメンバーが入り乱れて大混乱。そして、TAJIRIと前日まで仲良くしていたスターバックが、裏切りとも思えるパイルドライバーを炸裂させる。収集のつかない状態の中、ベルトを手にしたコバックは「おれが新チャンピオンのコバックだ。スターバックもTAJIRIもたいしたことはない。おれはSMASHの皇帝。おれがすべてを握っている」と、高らかにSMASH制圧を宣言した。

 全試合終了後、TAJIRIはダメージを抱えた体で「今日はハードでした。コバックは“悪”そのもの。国歌斉唱中に襲うやつがいるとは、ショックですね。プロレス史上初じゃないかな。タイトルマッチだということを忘れていました。本能がビビってたんだと思います」と試合を振り返ると、スターバックについて「しょうがいないですね。新たな強敵も連れてくると言っていますし、FCF総帥として自分の天下を目指すということでしょう。ただ、自分もベルトを取り戻すためにさらに成長しなければいけないですね」と“出直し”へ気持ちを引き締めなおした。

■「SMASH.13」
1月29日(土)東京・新宿FACE 観衆:600人(超満員札止め)

<メーンイベント ~FCFチャンピオンシップ~>
●[王者]TAJIRI
(12分31秒 コバック・クラッシャー→体固め)
○[挑戦者]マイケル・コバック
※マイケル・コバックが王座奪取成功

<セミファイナル シングルマッチ>
○スターバック
(16分03秒 パイルドライバー→片エビ固め)
●スペル・クレイジー

<第5試合 タッグマッチ>
●KUSHIDA、Mentallo
(8分09秒 フィンランド式フォアアーム→エビ固め)
○大原はじめ、ジェシカ・ラブ

<第4試合 シングルマッチ>
●真琴
(12分40秒 スピアー→片エビ固め)
○セリーナ

<第3試合 タッグマッチ>
朱里、●児玉ユースケ
(12分33秒 ロー林グプレス→片エビ固め)
小路晃、○リン・バイロン

<第2試合 シングルマッチ>
○AKIRA
(14分04秒 ムササビプレス2連発→片エビ固め)
●大森隆男

<第1試合 ワールドトライアウト>
○木藤裕次
(6分59秒 クロスフェイス)
●D-レイ3000

【心にゆとりを、体に癒しを】

以上、 神均  でした。





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